ちなみに僕が行った世界遺産の感想。
星の数は全く個人的な評価です。
★★★オーストラリア ブルーマウンテン
ユーカリの油分が揮発し大気が全体に青み掛かって見えることからブルーマウンテンと呼ばれているらしい。初めての海外旅行で、初めて大陸の雄大な景色を見たのがここだったので、とても感動したのを覚えています。ふつうの観光ツアーで行ったので感動した面白かったという以外に具体的な感想はないのだけど・・・。
★オーストラリア シドニーオペラハウス
最近世界遺産になったらしい。行った当時は世界遺産ではなかったし朝早く空港について休む暇なく連れて行かれたところなのですが・・・。
確かに美しい建物だけど、美的なことだけで世界遺産になるのかなー?
★★★★★インド タージマハル
建物の外観が素晴しいのはTVで見るとおりで普通ですが、内外の大理石の壁面に無数に施されている宝石や輝石の象嵌がとにかく素晴しい。周辺の工房で大理石細工や象嵌を見学したけど、大勢の職人が作り上げたのだと思うと、インドの手仕事の素晴しさを再認識させられました。インドの手工芸の集大成的な意味でも価値のある建造物。
★★★★★インド ファテープル・シークリー
タージマハルの次に訪れた世界遺産で、赤い砂岩を削って作った建造物群に圧倒されます。
全体の大きさもすごいですが、なにより赤い砂岩を薄く加工し、細かなレリーフを作っていること。その細工の細かさにビックリです。
遺跡は丘の上ですが、麓にはいまでもこの赤い砂岩を建材として加工している村があり、子供からお年寄りまで石材業に従事しています。ちなみに、ズルをして型を作りモルタル製のレリーフに赤い塗料を塗っているところも見ました。
★★★★★ペルー マチュピチュ
これほどTVの通りな風景は初めて。TV以上でもTV以下でもない。まったくその通りの風景。それはTVでも十分その神秘と古代インカのロマンが伝わるから、現地を見ても同じように感じるからだと思う。(途中の電車でさんざんマチュピチュのPRビデオを見せられたせいかも?)
でも、TV通りとはいっても、その風景の中に自分もいると思うと、もの凄い感動に襲われます。
★★★★★ペルー クスコ
ここはよかった。まずインカの石組みの素晴しさは以前からTVで知っていたけど、その現物に触れてみて大きさや正確さを実感しました。とにかく鉄器がないのに不思議です。世界中でこれほど人々に見つめられる石組みは、こことエルサレムの嘆きの壁だけじゃないかな?
★★★ペルー リマ歴史地区
滞在時間が短かったことと、体調が悪かったのでちゃんと見れなかったけど、古い石造りの大きな建造物に細かな細工の施された真っ黒な木製のバルコン(バルコニー)が印象的でした。
★★チリ バルパライソ
港町で急な坂の多い街。古い家がひしめき合って、急な小さなケーブルカーが崖下と上とを行交っている。面白い街だけど世界遺産だとは思って見てませんでした。
★★★★中国 万里の長城
一度は見て損は無い。一般観光客向けは明代の長城だが、見ごたえは十分。
中国の人民の力を思い知らされる建造物。観光客の多さが逆に「これだけ人がいたら出来るだろうなー」と納得してしまう。
★★★★★中国 故宮(紫禁城)
とにかく広い。その建造物の広さ大きさもすごいが、建造物の細部や宝物の細工が素晴しい。歴代皇帝が全国から優れた工芸品作らせ集めたことを考えると、中国の伝統工芸の素晴しさを実感できる。逆にこういった上流階級の優れた工芸品のコピー商品がたぶん昔から作られていただろうと思うと偽物文化も伝統化してるのかな?と思ってしまう。
★★★★★姫路城
僕が行った世界遺産では最上級の世界遺産。個人的に城郭が好きだったこともあるが、国内外でこれだけ壮麗な高層木造建築はないでしょう。天守の質実剛健な構造がわかりやすく、すばらしい。
国内の城郭では随一。ちなみに個人的ランキングでいうと当然1位は姫路城、2位は松本城、3位は熊本城。
国内の世界遺産では文句なし、世界的に見ても当然の世界遺産です。
★白神山地
たしかに自然は豊かだけど・・・・。
世界遺産になる前に何度か行ってるけど、素晴しいことはわかるけど・・・
世界遺産になってからただの観光地、しかも規制があったり妙に開発と保護のアンバランスばかり目に付く気がする。
★★★★白川郷・五箇山
たしかに合掌造りはすごい。
ただ、ここを世界遺産として考えるなら、国内各地の特徴的な村落がどれだけ消滅してしまったのかを思い知らされます。岩手も曲り屋が村落集落としてちゃんと機能しながら残っていたなら?福島や山形、津軽の村落も残っていたなら、白川郷も世界遺産になることはなかったと思う。
残すべき文化が僅かそこにしか残存することができなくて世界遺産になったというなら、逆説的にそれしか残せなかったということだから日本の恥ずべきことなのでは思うのです。
★★★★法隆寺
写真で見ると、派手さはないし、華美な装飾もないし、一見すると地味な普通の寺にも思えてしまうけど、仏教が伝来して直後の現存する最古級の寺の様式であることを考えると、普段見慣れている寺の祖ともいうべき建造物。だから驚きとかの感情が湧かないのだと思う。実物は観光客が多くても建物の落ち着いた佇まいが心を静めてくれるような感じがします。世界遺産として当然の建造物。
★★★★★奈良
東大寺含めて全般に当然の世界遺産。言うこと無し!!
私は日本の文化を紹介するなら京都より奈良を勧めます。
★★★京都
世界遺産に指定されてい個々の寺社は素晴しい。世界遺産に限定していうと文句なしだけど、逆に寺を一歩出て町に出てしまうとそのギャップにものすごく辟易してしまう。
★★★★★原爆ドーム
負の世界遺産だけど、絶対見るべきもの。これも世界に類を見ない当然の世界遺産。
★★★厳島神社
海上の建造物も面白いけど、宮島そのものが楽しめます。
日本人独特の観光スタイルの寺社仏閣詣プラス観光とお土産を楽しめる地。
ある意味で江戸時代からのこのような観光スタイルも文化的遺産だと思う。
★★★★★首里城 玉陵(たまうどぅん)
中国文化と日本文化が混然となったようなとても興味深い遺産。
世界遺産としては当然クラス。
★★★★日光東照宮
徳川家康を祭る壮麗な社殿。建物至る所に様々な動植物の彫り物があり、しかもそれぞれに意味があるという。これは見ていて飽きない。
世界的に見ても、一つ一つの装飾が意味を持って、しかもそれが多様である建造物は他に無いのではないでしょうか?
★★知床
確かに素晴しい。けどそれは国内に限ったことで、世界的に見て本当に他に類を見ないのか疑問。個人的には北方四島の国後、択捉、さらにそこから続く千島列島のほうが知床以上の稀有な自然が残されている可能性が強いし、類似点も多いのでは?と思う。
全く個人的な感想評価なので人によっては、全然違う感想を持っているということもあると思います。
ただ、その人によって受け止め方の違う、世界中の様々な遺産を「世界遺産」という一括りで考えてしまってよいのか疑問です。世界遺産であれば人類共通の遺産として残していくのは当然ですが、これからの人類の歴史で新しく後世に残そうと作られるものや、どこにでもある(あった)けど、失われつつある、野や荒地、河原、民家、人とと自然や様々な境界線上でマッタリとユッタリとあったものがどんどん失われていることも目を向けなければ成りません。
そう考えると、シドニーのオペラハウスの評価は高くても良かったかもしれないけど・・・。
でも、本当にそれが残す価値があるかどうかは、シドニーの人たちの文化の中で活き続けることができるかどうかで決まるのですから、まだ新しいうちに世界遺産になるのも考え物?
白神山地と知床が僕の評価では低かったのは、白神や知床だけが別格に扱われることの是非、そして、自然保護と人間生活の境界が法や規制、施政によって線引きされることの危険性を疑問視してのことも理由の一つです。
いずれにしても、世界遺産に限らず、多くの自然と人の営みが看板や法や規制に縛られず自然と続くことが一番大事と思うこの頃です。
