世界遺産 Ⅲ

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個人的に

世界遺産でもいいんじゃないか?とか

世界遺産も狙えたのに・・・もったいない。とか

あれが世界遺産ならこれだって!!

リスト

★世界遺産でもいいんじゃない?

 

★ インド アーメダバード 階段井戸

  ただの階段井戸じゃないんですよ!!中には大変な装飾が施された規模の大きな地下施設みたいな井戸もあるんです。世界遺産として検討すべき歴史的建造物。

 

★ インド アーメダバード ガンジーアシュラムと繊維手工業の文化遺産

  ガンジーが非暴力、不服従とインド手工業の復活でインドの独立運動を行った地。

  彼は当時宗主国のイギリスの服を着るのをやめ、自分の服をインドの綿で糸車を使って手作りした。在来の繊維工業を潰され、イギリスの繊維工業の従属的な立場になったインドで、独自の繊維生産や精神を復興させる運動の中心地。インドの国旗の糸車はガンジーのこの運動によるもので、実際にガンジーが暮らした質素な家に展示されていました。

  今では地産地消が盛んにいわれているけど、地域の産業を守ることがどれだけ大事か今の日本人やグローバリズムに傾倒している人たちが絶対訪れて勉強するべき地です。

 

★ スイス マッターホルンとその周辺の山岳リゾート

  マッターホルンがきれい。なのは当然ですが、巨大山岳リゾートとしての文化的価値があると思うのです。スイスは同様の世界遺産でユングフラウがあるわけですが、ツェルマットは国境に接し、国境をまたぐなかでの山一つ越えた文化的違いが極めて稀有と感じました。料理の味付けが違ったし、醸しだす雰囲気がスイスとイタリアは違ったんです。

 

★ 日本 岩手県 松川地熱発電所 日本初の地熱発電施設 近代産業遺産

   日本の地熱エネルギー活用の発祥地であり、巨大な冷却塔施設も現在では世界各地で失われ、創業時からの冷却塔が発電所の歴史も物語る。現在でも営業を続けながら、多くの施設が創業時から残る稀有な地熱発電所。

 

★ 日本 山形県 出羽三山の山岳信仰文化遺産

   山岳信仰の中心地の一つ。月山、湯殿山、羽黒山の山々で修行する山伏、国宝羽黒山五重塔なども有名だが麓の寺に安置される木喰即身仏に圧倒される。自然や人智を超えた驚異に信仰の強さで立ち向かおうとした昔の人々の思いの結晶として後世に伝えるべき遺産。

 

★ 日本 大阪府 大仙陵古墳 (仁徳天皇陵)

   周辺の古墳群と共になぜ世界遺産にならないのか不思議なくらい。一応検討はされているみたいだけど。世界遺産になってもならなくても絶対に後世に残すべき遺産。

 

△ 世界遺産も狙えたのに・・・

△ 日本 岩手県盛岡市 多様な橋と河川共存の歴史文化遺産。

   3本の河川が集まる盛岡市は、上の橋など古い橋から近代の様々な形状、設計の橋が立ち並ぶ稀有な景観が昭和50年代まであったが、現在はドブ板のような特徴の無い橋に取って代わられてしまった。盛岡城(不来方城)の河川に囲まれた城郭遺産も魅力的。盛岡城は復元するべき稀有な天守閣です。 

 

△ 北海道 函館市 函館山山麓の多国文化の歴史地区

  明治の開国以来、函館山の山麓には欧米各国領事館が置かれ、正教、カトリックなど多様な国の文化と日本の江戸末期からの文化、日本の近代化の中の文化的変遷が見られる建造物など極めて狭い地域に密集して見られる地域。和洋折衷の民家なども見られるが・・・。長崎や横浜との違いは、とにかく狭い地域に寺、神社、カトリック教会、正教会、各国領事館、公会堂と旧南部屋敷(箱舘)の石垣、和風商家、和洋折衷の民家、昭和初期のデパート、銀行など建造物が密集混在していたこと。

  中華会館が閉館したり、マンションが建ったり、昭和初期の建物が老朽化したり、今手を打たなきゃ価値はどんどん下がる遺産。もう無理ですね。

 

△日本 岩手県 南部曲り屋

  これも、機能する集落としては失われてしまったので、残念ながら世界遺産を狙うことはできません。岩手県全域に曲り屋形式は見られたのですが、最近は観光施設以外では見る機会も減りました。残っていても茅葺ではなくてトタン張りで馬はいなくなっているとところがほとんどです。残っていたら白川郷と並び称されていたでしょう。

 

△日本 岩手県 釜石橋上市場

  失われた近代遺産の一つ。

  法や規制が地域の特色ある文化、なにより生活様式を破壊し地域経済を疲弊させる一方で、近年の大型店舗になすすべも無く、商店街に無駄に補助金を注ぎ込み続けるなかでの悲劇的遺産の消失。

 

△北海道 明治から昭和初期の開拓遺産

  日本が世界に通用する近代国家に変化していく過程の輝きと影が、開拓の土木建築という形で残っている北海道は世界に通用する遺産として価値があると考えてますが、残ってはいるけど、ただの観光地でただの観光資源でしかないことを考えると、先人達の苦労はなんだったのか?と少し暗い気持ちになります。

  稚内の北港防波堤などは極めて価値の高い遺産。

  稚内はこの遺産がきちんと活かされるような港湾振興を考えるべきだし、道内の全ての開拓時代の遺産同士の繋がりを意識した活用がされればもの凄い産業振興になるのだろうけど・・・。

 

まだまだいろいろあるけど、とりあえずです。

自然遺産の世界遺産登録はあんまり好きではないので、書きませんでした。

東北地方の縄文遺跡も素晴しい遺産ではありますが、たぶん、今発見されている遺跡より類稀なものが地中に埋まっているはずなので、これも今登録を目指すべきではないだろうなと思います。  

茂林之下

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茂林之下無豊草、大塊之間無美苗。

『 塩鉄論 』 軽重

林の茂みの下では草も増えず、大きな土の塊の間では苗もよく育たない。

 

国家権力が強すぎると、人民が消耗してしまうことを例えた一文。

まったくその通りで、現在でも国の力が強いと、国民の生産能力や資産を越えた大きな負担を強いるような国家予算を組んでしまい、しかも、その予算は国民の身近な収益に関わる事柄よりも、大きな影響力のある国家間や大企業だけが利する事柄に使われます。

現在は景気が後退期で多くの失業者が続出し始めているわけですが、米国にしても日本、その他の国でもそうなのですが、賃金そして消費が落ち込む前に、多くの労働者の一斉解雇がはじまったわけです。それは、投資家のご機嫌を損なうことがないよう、そして景気が後退することを前提に事前に人員を整理する行動なわけですが、以前も書いた通り、大企業にとって人材や自分の作っている商品ですら単に金融の一商品と同じように見ているわけで、その点スピーディーに売買がしやすい派遣労働は企業としてはとても使いやすかったということなのです。

話が逸れましたが、そのような企業が景気後退を後押し、後押しというよりは足の引っ張り合いで、結局、景気がいよいよ後退、どうしょうもなくなってくると国家がどうにかしてくれるだろうと、思い込んでいるわけです。

そして、その国家もどうしょうもない政策を実行してしまうのですが、なぜか日本人というのはまったく怒りも悲しみもない国民性でとっても不思議ちゃんなのです。

考えても見てください、多くの貴重な労働者が職を失い、日々の生活の糧を失いつつあり、そしてさらに消費が落ち込む中、さらに多く労働者が明日の不安に惧れを抱いているのに、余裕のある家を買うことができる人々が住宅減税と超低金利の恩恵を受けるのです。そして、彼ら余裕のある人々が受けた恩恵をプラスにして、やっと景気が良くなって、職を失っていた労働者が職場に戻る、そのときにその彼ら金持ちが受けた恩恵分もプラスした大きな増税で大きな負担を強いられるのです。不景気を招いた投資家連中が、この不景気の最中でも減税や低金利で恩恵を受け、その分、やっと良くなってきた頃に、一番大きな負担を強いられた人々が引き続きの負担を背負わなけらばならないのです。

そして、経済上の政策を優先し、投資家や大企業だけを保護し、見せ掛けの繁栄を維持しようとしています。

常識的に考えるなら、伸びすぎた林は間伐をし、十分成長し多陰を作る悪木は新しい木々を育てるために伐採するべきなのです。

 

高山之嶺無美木、大樹之下無美草

『 説 苑 』 説叢

高山の嶺に美木なし、多陽に傷なわればなり、大樹の下に美草無し、多陰に傷なわればなり。

世界をリードする経済大国となってしまったが故に、過剰な資金(円買い)による円高を招き、まさしく『高山の嶺に美木なし』状態の日本。気がつくとビック3とういう巨樹の他に傑出した自動車メーカーが無い、大樹3本のせいで後続メーカーの無い米国自動車業界。

大樹となった大企業でありながら国民の繁栄を損ない投資家を優先するようなところは、直ちに伐採し、新しい苗を植えたほうが、多くの国民に新しいチャンスを与え、希望と夢の溢れる国家を作ることができるのです。

もちろん投資家も、新しい小さな苗から育てて大きな利益を受けるという健全な資本主義の恩恵も受けられるわけで、大樹が腐って倒れる前に(資産価値があり使える部分がたくさんあるうちに)伐採し、その資産を水や肥料代わりに企業を育てたほうがこの際、手っ取り早い気がするのです。

米国民の多くがビック3の破産もやむなしという考えを持っているというのは、米国民性のチャレンジ精神が、きっとこの難局をも乗り越えることができるという自信の表れだとも思うのです。

ビック3という巨樹、そして今までの米国政府という巨樹が、倒れたり小さくなって、国民に燦燦と日が降り注いだ時、米国に新しい力強い苗が再び育つことは、彼の国民性から考えても間違いないことでしょう。フロンティア精神溢れる解雇された労働者と健全な投資家はたぶん雨後の竹の子のように、独創的な商品を作る企業をたくさん生み出すことでしょう。もちろん自動車も幾つものメーカーが競うように世界中に出現することでしょう。そのとき、図体ばかりでかい日本の企業が逆に今までのビック3のようにその巨躯を持て余して躓くことも考えられるのです。

まあどうなるか毎日、経済ニュースから目が離せません。

法三章を!!

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尊敬する歴史上の人物は何人かいるけど、その中でも上位十人に入るのが漢の高祖『劉邦』。

中国史に於いても秦の始皇帝ではなく、劉邦がもっとも人気があります。それは部下や人々の意見をよく聞いた劉邦の性格もありますが、何よりも苛烈を極めた秦の法令を『法三章』で言い表すほどの簡易なものに変えたのが人々から大きな支持を集めているというのも理由の一つです。またその法三章の精神がきっかけとなり天下統一、漢帝国の安泰にも繋がったのです。

法三章といえば『殺人・傷害・窃盗』のみを刑罰の対象としたと思われていますが、実際には秦の膨大な法令や規制を簡素化し、人民にわかりやすく、且つ例外無しに守らせたことで、治安を守り、不正を正し、経済を活性化した功績を法三章という言葉で表わされています。

実はこの簡素な法令こそ極めて有効な手段であり、今の世界に必要なことなのですが、世界中の人々は法令が煩雑であればあるほど、規制が多ければ多いほど人々の安心と高い文明を維持できると勘違いをしています。法令や規制が多ければ多いほど高い文明社会だと勘違いをしている人々が多いのです。

 

法が簡素で少なければ例外はありえません。

窃盗は契約違反も含みます。本来受け取れますと約束していても受け取ることができなければ、これは窃盗です。もちろん、食品の表示や原材料を偽装し、多くのお金を騙し取る行為も窃盗です。

たとえ国家組織であろうと処罰の対象となります。

受け取れるはずの年金が受け取れなければ、窃盗です。

表示を偽装し販売し不当に金銭を取れば窃盗です。

人が人によって死亡させられることは殺人ですから、交通事故も、戦争も、人為的な死は全て殺人です。戦争も相手が攻めてきたなら、この法を適応し処罰行動として応戦すればよく。軍人がこれを逸脱し処罰行動としての応戦以外に人を殺せば同じく処罰すればよいのです。

食品に危険なものが混じり、人を傷つければ傷害です。

このような簡素な法で一罰百戒を通せば、もっとも安心安全な国家が実現します。

様々な法令が多額の人件費をかけてつくられ、表示を検査するために膨大な費用を掛け、表示を徹底するため個人事業者や中小企業はものづくりができず、儲かるのは検査会社と監督官庁の職員だけ。経済も疲弊し、まるで法令の独裁国家のようになっています。

法治国家とはいっても、その国を統べる法令の全てを知っている人間は弁護士や国会議員を含め存在するのでしょうか?そもそもすべての人に平等に守り守らせる国法にも拘らず、すべての人が全てを知ることができないほどの膨大な法令になってしまっています。法が肥大化して、例外ばかりが生まれ、賢い人間は法に触れなければ何をしても良いという言う風潮と同時に、逆にそれをさらに規制しようと雁字搦めに法や規制が溢れ、法の全てを知らない一般市民は何をしても法に触れる世の中になっています。

ちなみに、カッターナイフでも明確な職用としての目的を持たずに所持しているだけで法に触れます。

つまり、普段釣りに行く時に所持しているナイフも車に入れっぱなしにしていて検問なんかに引っかかると銃刀法違反に問われかねないのです。

一枚の服を作って売るだけでも、堅牢度検査、検針、品質表示、原産表示などタグと検査など、手づくりで物作りをしているところほど不利な規制に溢れています。

ホテル業も資本力があって同じ設計で全国に建てているところほど、規制上でも有利です。耐火、防火建材の検査など一括で済んでしまうからです。

国法による規制というのは、全国展開できる大手企業に有利で、実は地方経済や中小、個人企業を圧迫しているのです。

にもかかわらず、地方自治政府はすべからく国に規制強化を求めたりと、実態からかけ離れた政策を展開し、さらに市民も現実に起きていることから目を逸らし、カッコイイ言葉や上辺だけの美徳に酔いしれてより強い規制を求めています。

本当に恐ろしい世の中です。

そもそも法をよく網に例えることがありますが、それ自体がおかしいのです。

悪事はたとえ小さくても許すべきではなく、逆に悪しきこと以外は自由に行われるべきなのです。

ただそれだけのことなのに、政治家は競って法令を作り、官僚も規制を作って自分たちの仕事と権威を高めようとしています。

簡素な法令と公正明大で仁義礼徳に篤い司法によってこそ平和で持続的発展の望める正常な国家を作ることができるのです。

国法こそ簡素で誰もがわかるものにしなければならないはずなのに・・・。

金融だけでなく全てが破綻するまで気がつかないのかもしれません。

 

 いまは国民主権だから、そのうち自分の定めた法と規制で股裂き刑になった秦の商鞅のようになるのかもしれません。

 秦の商鞅については、今の日本や世界が向おうとしている世界を垣間見ることができる事例なので後ほど書いてみようと思います。

世界遺産 Ⅱ

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ちなみに僕が行った世界遺産の感想。

星の数は全く個人的な評価です。 

★★★オーストラリア ブルーマウンテン

  ユーカリの油分が揮発し大気が全体に青み掛かって見えることからブルーマウンテンと呼ばれているらしい。初めての海外旅行で、初めて大陸の雄大な景色を見たのがここだったので、とても感動したのを覚えています。ふつうの観光ツアーで行ったので感動した面白かったという以外に具体的な感想はないのだけど・・・。

 

★オーストラリア シドニーオペラハウス

  最近世界遺産になったらしい。行った当時は世界遺産ではなかったし朝早く空港について休む暇なく連れて行かれたところなのですが・・・。

  確かに美しい建物だけど、美的なことだけで世界遺産になるのかなー?

 

★★★★★インド タージマハル

  建物の外観が素晴しいのはTVで見るとおりで普通ですが、内外の大理石の壁面に無数に施されている宝石や輝石の象嵌がとにかく素晴しい。周辺の工房で大理石細工や象嵌を見学したけど、大勢の職人が作り上げたのだと思うと、インドの手仕事の素晴しさを再認識させられました。インドの手工芸の集大成的な意味でも価値のある建造物。

 

★★★★★インド ファテープル・シークリー

  タージマハルの次に訪れた世界遺産で、赤い砂岩を削って作った建造物群に圧倒されます。

  全体の大きさもすごいですが、なにより赤い砂岩を薄く加工し、細かなレリーフを作っていること。その細工の細かさにビックリです。

  遺跡は丘の上ですが、麓にはいまでもこの赤い砂岩を建材として加工している村があり、子供からお年寄りまで石材業に従事しています。ちなみに、ズルをして型を作りモルタル製のレリーフに赤い塗料を塗っているところも見ました。

   

★★★★★ペルー マチュピチュ

  これほどTVの通りな風景は初めて。TV以上でもTV以下でもない。まったくその通りの風景。それはTVでも十分その神秘と古代インカのロマンが伝わるから、現地を見ても同じように感じるからだと思う。(途中の電車でさんざんマチュピチュのPRビデオを見せられたせいかも?)

  でも、TV通りとはいっても、その風景の中に自分もいると思うと、もの凄い感動に襲われます。

 

★★★★★ペルー クスコ

  ここはよかった。まずインカの石組みの素晴しさは以前からTVで知っていたけど、その現物に触れてみて大きさや正確さを実感しました。とにかく鉄器がないのに不思議です。世界中でこれほど人々に見つめられる石組みは、こことエルサレムの嘆きの壁だけじゃないかな?

 

★★★ペルー リマ歴史地区

  滞在時間が短かったことと、体調が悪かったのでちゃんと見れなかったけど、古い石造りの大きな建造物に細かな細工の施された真っ黒な木製のバルコン(バルコニー)が印象的でした。

 

★★チリ バルパライソ

  港町で急な坂の多い街。古い家がひしめき合って、急な小さなケーブルカーが崖下と上とを行交っている。面白い街だけど世界遺産だとは思って見てませんでした。

 

★★★★中国 万里の長城

  一度は見て損は無い。一般観光客向けは明代の長城だが、見ごたえは十分。

  中国の人民の力を思い知らされる建造物。観光客の多さが逆に「これだけ人がいたら出来るだろうなー」と納得してしまう。

 

★★★★★中国 故宮(紫禁城)

 とにかく広い。その建造物の広さ大きさもすごいが、建造物の細部や宝物の細工が素晴しい。歴代皇帝が全国から優れた工芸品作らせ集めたことを考えると、中国の伝統工芸の素晴しさを実感できる。逆にこういった上流階級の優れた工芸品のコピー商品がたぶん昔から作られていただろうと思うと偽物文化も伝統化してるのかな?と思ってしまう。

 

★★★★★姫路城

 僕が行った世界遺産では最上級の世界遺産。個人的に城郭が好きだったこともあるが、国内外でこれだけ壮麗な高層木造建築はないでしょう。天守の質実剛健な構造がわかりやすく、すばらしい。

 国内の城郭では随一。ちなみに個人的ランキングでいうと当然1位は姫路城、2位は松本城、3位は熊本城。

 国内の世界遺産では文句なし、世界的に見ても当然の世界遺産です。

 

★白神山地

 たしかに自然は豊かだけど・・・・。

 世界遺産になる前に何度か行ってるけど、素晴しいことはわかるけど・・・

 世界遺産になってからただの観光地、しかも規制があったり妙に開発と保護のアンバランスばかり目に付く気がする。

 

★★★★白川郷・五箇山

 たしかに合掌造りはすごい。

 ただ、ここを世界遺産として考えるなら、国内各地の特徴的な村落がどれだけ消滅してしまったのかを思い知らされます。岩手も曲り屋が村落集落としてちゃんと機能しながら残っていたなら?福島や山形、津軽の村落も残っていたなら、白川郷も世界遺産になることはなかったと思う。

 残すべき文化が僅かそこにしか残存することができなくて世界遺産になったというなら、逆説的にそれしか残せなかったということだから日本の恥ずべきことなのでは思うのです。

 

★★★★法隆寺

  写真で見ると、派手さはないし、華美な装飾もないし、一見すると地味な普通の寺にも思えてしまうけど、仏教が伝来して直後の現存する最古級の寺の様式であることを考えると、普段見慣れている寺の祖ともいうべき建造物。だから驚きとかの感情が湧かないのだと思う。実物は観光客が多くても建物の落ち着いた佇まいが心を静めてくれるような感じがします。世界遺産として当然の建造物。

 

★★★★★奈良

  東大寺含めて全般に当然の世界遺産。言うこと無し!!

  私は日本の文化を紹介するなら京都より奈良を勧めます。

 

★★★京都

  世界遺産に指定されてい個々の寺社は素晴しい。世界遺産に限定していうと文句なしだけど、逆に寺を一歩出て町に出てしまうとそのギャップにものすごく辟易してしまう。

 

★★★★★原爆ドーム

  負の世界遺産だけど、絶対見るべきもの。これも世界に類を見ない当然の世界遺産。

 

★★★厳島神社

  海上の建造物も面白いけど、宮島そのものが楽しめます。

  日本人独特の観光スタイルの寺社仏閣詣プラス観光とお土産を楽しめる地。

   ある意味で江戸時代からのこのような観光スタイルも文化的遺産だと思う。

 

★★★★★首里城 玉陵(たまうどぅん)

  中国文化と日本文化が混然となったようなとても興味深い遺産。

   世界遺産としては当然クラス。

 

★★★★日光東照宮

  徳川家康を祭る壮麗な社殿。建物至る所に様々な動植物の彫り物があり、しかもそれぞれに意味があるという。これは見ていて飽きない。

  世界的に見ても、一つ一つの装飾が意味を持って、しかもそれが多様である建造物は他に無いのではないでしょうか?

 

★★知床

  確かに素晴しい。けどそれは国内に限ったことで、世界的に見て本当に他に類を見ないのか疑問。個人的には北方四島の国後、択捉、さらにそこから続く千島列島のほうが知床以上の稀有な自然が残されている可能性が強いし、類似点も多いのでは?と思う。

 

全く個人的な感想評価なので人によっては、全然違う感想を持っているということもあると思います。

ただ、その人によって受け止め方の違う、世界中の様々な遺産を「世界遺産」という一括りで考えてしまってよいのか疑問です。世界遺産であれば人類共通の遺産として残していくのは当然ですが、これからの人類の歴史で新しく後世に残そうと作られるものや、どこにでもある(あった)けど、失われつつある、野や荒地、河原、民家、人とと自然や様々な境界線上でマッタリとユッタリとあったものがどんどん失われていることも目を向けなければ成りません。

そう考えると、シドニーのオペラハウスの評価は高くても良かったかもしれないけど・・・。

でも、本当にそれが残す価値があるかどうかは、シドニーの人たちの文化の中で活き続けることができるかどうかで決まるのですから、まだ新しいうちに世界遺産になるのも考え物?

白神山地と知床が僕の評価では低かったのは、白神や知床だけが別格に扱われることの是非、そして、自然保護と人間生活の境界が法や規制、施政によって線引きされることの危険性を疑問視してのことも理由の一つです。

いずれにしても、世界遺産に限らず、多くの自然と人の営みが看板や法や規制に縛られず自然と続くことが一番大事と思うこの頃です。

世界遺産 Ⅰ

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ローカルネタですが平泉の世界遺産登録が延期勧告となりました。

地元なので今後奮起してもらう意味で厳しくいいますが、やはりという思いが強いです。

正直、金色堂のある中尊寺一本で世界遺産登録を目指したほうがよかったと思う。

それでも、ギリギリ。

今回の申請では浄土思想とか骨寺村荘園遺跡とか無理があります。

あまり詰め込みすぎで中身が薄く感じられてしまった感があります。浄土思想まで持ち出したうえに範囲が広すぎるのがまずかったと思う。

個々の魅力はあるのですが、まるでお子様ランチのように色々あるけど重厚さに欠けるメニューといっていいでしょう。

世界遺産を見ると近代建築とかで一軒屋が世界遺産になっているようなところも多々あったり、産業遺産でも電波塔1本でも登録になっているところもあります。関連産業だからといって、周辺の鉄鋼所とか鉱山とかまで範囲を広げたらたぶん登録は難しかったと思う。

 

範囲を広げるとか、いろいろ詰め込むというのは一見魅力あるように感じますが、実はそのためにどこにでもある内容に平板化する可能性を持っているのです。

今の合併自治体がそうです。全国どこへ行っても同じです。同じように総合運動場や体育館、バイパスがあって、温泉があって、産直があって、工業団地があって、住宅地があって、観光産業があって、リゾート施設があって・・・。全国全ての自治体が同じです。違いなど見えてきません。

骨寺村荘園が自治体としても単独であったなら、骨寺村だけでも世界遺産登録は可能かもしれません。中世の貴族所領の時代から耕作地も村落自治も保存されている世界的に稀有な例といえるかもしれませんが、村落として自治運営が確立していない現状(自治会があっても正式の自治体ではない以上自治意識があるとはいえない)ではただ耕作地の近代化が遅れた中山間地の村落としか映らないでしょう。

繋がりを重視するあまり、個々の世界的価値をアピールできなかったのが最大の問題で、合併市町村や県など大きな組織がスクラムを組んだことが逆効果だったのではと思うのです。

もし、今回世界遺産登録を目指している平泉の個々の遺産が異なる自治体に散在していたなら、それぞれ自分たちの持っている世界的価値を露骨なほどにアピールするのだろし、そのことが中世村落の自治意識や奥州の中央を意識しつつも独自性の強い文化が今もあるのだなぁと人々を納得させることができるのだと思う。

なんで急に世界遺産の話題を出したかというと・・・。

 

岩手には、日本にはもっと世界遺産に相応しいものがあるのです。

それは

 【 松川地熱発電所 】

我が国最初の地熱をエネルギーに営業発電を開始し、世界でも4番目に古い地熱発電所。

しかも、施設が建設当初からほとんど変わっていない。他国の施設はほとんどが新しくなっているし、坑井も寿命が短いところがほとんど。

世界遺産登録は冷却塔とタービン建屋だけでも十分狙えます。

といっても県レベルで動いちゃうと、周辺の地熱地帯の発電所群や地熱利用と自然遺産とも入れてしまおうとして、結局魅力が薄れて登録延期ー!!とかなりそう。一見広範囲に広げるのは魅力だけど、広く色々テンコ盛りにすると逆にアメリカのカイザー、アイスランドの地熱地帯、イタリアのラルデレロとの違いを出せなくなってきます。

いま国内の発電所の円筒型冷却施設でこれだけ巨大なのってあるのかなー?

なければとりあえず重要文化財に指定してもらいたいものです。

 

最近はあまりに

『 五指之更弾、不若捲手之一挃、万人之更進、不如百人之倶至也。 』

五指のこもごも打つは捲手の一突きに及ばず、万人が交互に突進することは、百人が共に進むことに及ばない。

これを意識するあまり、五指の功、万人のそれぞれの奏でる美しい独自性が失われてしまいました。

世界遺産とはそういった個々の脆く失われそうな世界的価値ある文化や自然が相応しく、何かの試験や競技に勝ち抜くように一捲を振りかざしテンコ盛りにして目指すようなものではないと思うのです。まぁそれでも登録になればいいのですが・・・世界遺産という看板が増えるだけ。

A snowball

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いつも朝はBSの海外ニュースを見ています。

どうも国内ニュースは面白くない。政治家はきれいな言葉を並べるばかりで何をするのかしないのかはっきりわからないし・・・。法律も施政も専門家がいなければ理解できない状態の国家では、国民と政治がまったく接点が無いのは当然のことで、かなり末期症状。そのことはまぁ追って書くとして・・・。

海外ニュースを見ていると、それだけでも時々有識者ぶってる人間が云う、「海外では」とか「世界では」とか「海外競争力」とかが一面的な部分でしかないことがうかがい知ることができて面白い。

お気に入りはABC、カタール アルジャジーラ、スペインTVE。スペインTVEは単に時々出る女性のキャスターが好みなだけだけど、内容はスペインはバスクなど地方自治権の問題が山積してるので毎度地方と中央の政局話とテロの話題。フランスF2やドイツZDFがニュース的には多彩で面白い。中国は良いニュースも悪いニュースもキャスターが胸を張って伝えているところがとても面白い。内容で表情があんまり変わらないで「メラミンがこんなにいっぱい出てきたぞー!!」てな感じ。もちろんNHKが多少編集でニュース項目を抜粋してるのでしょうが・・・。

今日は朝ABCのワールドニュース「今週の人」をみてたら、大金持ちのウォーレン バフッェト Warren Buffett 氏が紹介されてました。大金持ちのの投資家ですが、短期の株の売り買いで利益を上げるのではなく、企業の本質を見定めて株の長期保有で安定した経営環境を作り利益を上げさせて自身も配当利益を得ている、近年注目されている人物です。最新の金融工学のサブプライムとかで意気消沈のアメリカ経済の中で、このような堅実というか本来あるべき株式投資のスタイルに注目が集まっているのでしょう。

彼の言葉として最後にキャスターが紹介したのが「人生は雪だるま(雪球)、多少湿った雪と坂があるだけでいい」。

そうなんですよね。株式にしろ、先物、FXにしろ少しでも先ずは投資しなきゃお金を増やせない。

でも、ものづくりで食べている人間からは、なんでお金を持っていて投資しているだけの人たちだけが多くのお金を手にして、現物や実際に人々が受けるサービスを生み出している人たちは利益をだすことが困難なのか・・・とても悲しい気持ちになります。

利益は投資家のもの。

いまの風潮をみているとそんな気がしてきます。

日本の企業ですらまるで人、モノ、技術をネットの株の投資のように簡単に損得勘定だけで電子上の出来事のように撤退や事業の譲渡、買収をしている。

企業のものづくりやサービスを生み出す力が長期的に見てどんどん失われているような気がします。

企業だけではなく、最近は地方自治体も短期的な損得勘定だけで地域の資産を安易に安売りしたり、事業廃止をしたりしています。長期の展望と住民の経済事情も総合的に判断した損益計算をしない、数字と感情だけに支配された状態といってもいいでしょう。

情報技術の発展が、大事なことまで簡単に短期に決してしまっているような気がします。

私はスローライフではなくてスローエコノミー「長期の投資を中心とした経済」とスローガバメント「長期の人々の暮らしの安定を最重要にする地に足のついた政府」の必要があると思うのですが・・・。

 

まぁ、いまは坂を転がり落ちる負債雪だるまの地方自治。

落ち着いて考える長期の施策なんか住民も政治家も無視する御時世。

最近は負債雪だるまをいくつかまとめて雪山にしてどうにかしようという考えている人たちがあまりに多いのでした。

負債を抱えた自治体向けローンでも作ったら大儲けできるかな(笑)

護美箱

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ゴミ箱は護美箱であり護身箱でもあるのですが・・・。

毎回北海道旅行をして一部の自治体のゴミ箱撤去の動きが増えていることに大変困っています。

正直、大都市圏の自治体なら家庭ごみの多さなどから大変だろうなーと思う面もあるのですが、北海道は全道的に観光振興に力を入れていて、複数の自治体に跨って旅行することが多い地でもあり、購買地、消費地、ゴミ処理地が自治体を跨ぐことは当然といえば当然。にもかかわらず、一部の自治体がゴミ箱を撤去し始めると、関連する周りの自治体が大きな迷惑を被るのです。

事前にゴミ箱がないと知っていれば、手前の自治体では物を買わなくなりますし、ゴミ箱の無い自治体で購入したものを、次のゴミ箱のある自治体へ持ち越してしまいます。

一見、ゴミを持ち帰りましょう、ごみ収集の行政サービスは住民のみという考えは、当然のように思えても、長期の旅行者や周り自治体のことを考えない身勝手な行為なのです。

多くの自治体が滞在型観光を目指してたりするわけですが、滞在型を謳うならば尚のこと、分別ゴミのゴミ箱を観光客にもわかりやすく且つ利用しやすいよう設置しなければなりません。

また、国も自治体も資源リサイクルを進めるためにゴミは資源だと言ってはいるけど、現実としてはこのようにゴミは厄介者でできれば受け入れたくないという意識が強いのだともいえます。

もちろんゴミ箱だけではありません。様々な行政サービスを観光客や旅行者が利用できる体制が、立派な観光施設を作るよりずっと有効な場合もあるのです。

たとえば、市町村の歴史民族資料館や図書館、プール、公民館はもちろん、民間も含めて病院の位置や診療内容、時間なども判りやすく利用しやすいようにすることが、滞在型観光を実現する上でもっとも重要なことなのです。その中でゴミの受け入れというのも重要な行政サービスなのです。それらが、うまく機能し、観光客も利用するようになれば自ずと滞在時間が増え、消費量も増し、地元が潤い、その分の税収も得られるのです。

たしかに、旅行者や観光客の持ち込むゴミの中には他の自治体で購入したものも多く含まれますが、それは旅行社が移動する特性上仕方が無いことで、逆に、自分の自治体で購入したものが次の自治体でゴミとして出されることもあるのです。ですから、自分のところで買ったもののゴミしか受け入れないというのは身勝手というほかありません。

とても簡単なことなのです。観光客に少しでも地元のものを買ってもらい、少しでも長く滞在してもらいたいと思うなら、きちんと行政サービスも受けられるようにすれば良いのです。居心地がよければ人はそこに留まりたいと思うものなのです。

しかし、本当の旅行者の利便性を重視し、観光振興を図りたいと考えているなら、ゴミ箱など撤去し観光客の利便を考えない自治体は都道府県などで観光パンフなどのページを削減し、逆に観光客にも行政サービスを同じように展開している自治体にその分のページを配分することも観光立県を勧めるために必要だと改めて感じました。

 

とりあえず、北海道日高町と京極町では今後は買い物をしないことにしました。

(その場で食べたりする分だけならいいけど、飲料など持ち越してしまう分は他の自治体にわるいのでそのような自治体での買い物を控えることをお勧めします。)

他にもゴミ箱撤去を進めている自治体では買い物をしないことをお勧めします。

でも、今回名指しした日高町と京極町は僕の移動ルート上もっとも重要でいつも泊まる所だけにゴミ箱が無いということは毎度ここで手痛い打撃を被るのです。車の中がペットボトルや弁当の空でゴミ箱状態になってしまいます。今回はそういうことで日高町では何も買わないで通過して札幌まで、札幌で食料を買って京極町では車中で寝るだけにして、長万部で買い物とゴミを棄てるようにしました。

 

でも、そんな中、いつも偉いなー!!凄いなー!!感謝だなー!!と思っているのが大曲の花火大会。

あれだけの観客の出すゴミを全て持ち帰らせずに、大曲で処理していること。

これには頭が下がります。ですから、せめて観光客のできることは大曲へは物を持って行かないで、全部現地で購入してあげましょう!!

聖人生而大盗起

『 荘子 』

 

聖人が出現したために大泥棒が現れる。

儒家が聖人の道徳規範を政道に反映させたため、逆にそれを悪用したりする人が蔓延ること。

今回、この言葉がピッタリなのが 著作権に関連するコピーワンス制度。

実はパナソニック製HDDレコーダが故障してメーカーに修理に出しました。

購入半年で2回目の故障なので、ちょっとムカッとしてますが、それでも人間の作るものですから、偶然というのもありますし、ものづくりに携わっていると、絶対とかいうことはありえないということがわかってるので、この際、何処のメーカーとかは関係ないのですが・・・。

 

頭にくるのはデータの復元に関して。

 

デジタル放送が録画できるHDDレコーダは現在コピーワンスでバックアップを録ることができません。DVDへデータを移動することはできますが、移動した先のDVDで不都合が起きると録画したものが完全に見ることができなくなります。

仕事関係で取材なのどの放映をHDDで録画していたのですが、それらが今回の故障で失われてしまいました。幸い一部の番組は局や製作会社から録画DVDを頂いているのですが、僅かしか映っていない番組や、祖母の映っていた番組など僅かの取材だったためかもらっていなかったそれらが失われてしまいました。

コピーワンスでコピーはおろかバックアップすら録ることができないので、そのままHDDに入れていたので完全に失われてしまいました。

さて、デジタルの強みは映像が劣化しない、したがってコピーされると劣化しない完全な複製品が出回ることから極めて強権的なコピーワンスで保護されています。

ただ劣化しないと謳っていますが、実際は真面目にバックアップもとらないでいると、HDDは信頼性が低く、DVDも紫外線などに弱く経年劣化、傷なので、アナログと違ってある日突然失われるというこがあるので、劣化はしないけど完全に失われるというのが正しいのです。

ちなみにHDDレコーダもデータ自体が破損していることは少なく、専門会社に依頼すると高額ではあるけど、ホームビデオで撮影、録画したデータ復元は可能です。ただ、コピーワンスで保護された番組データは、データを取り出すことができてもCPRMで制御されて鍵がかかっている状態で再生することができないのです。

しかし、著作権権利団体のいう"劣化しないデータ"の著作権保護のため導入されたのであれば、真面目にバックアップすらとらず1データしか保持していない状態でデータが破損した場合、きちんとデータの復元を補償するべき。でなければ、違法コピーしている人たちはデータを保持できるけど、真面目な人たちは泣き寝入りするしかありません。通常、コンピューターソフトもダウンロードで購入した場合、インストールソフトが破損した場合など、再ダウンロードが可能で、コンピューターソフト会社の対応は十分満足できるものです。

そしてPCの場合、OS含め通常PCのソフトはバックアップが可能で、こまめにバックアップをとることで不測の事態に対応できます。

HDDレコーダもそういった仕組みをとるべきで、その対応は技術的には簡単なことなのです。

きちんとバックアップの仕組みがとれているのなら、コピーワンスもまったく問題ない制度だと思うのですが・・・。

今回はPCも故障でHDD交換があったのですが、こちらはなんの不満もなく「お願いします」とだけメーカーに伝えたのですが、HDDレコーダに関しては絶対に納得いきません。

まさしく『 聖人生まれて大盗起こる 』 

今回のことで著作権権利団体が偽善的で、違法コピーを助長しているかがわかりました。

コピーワンスは大泥棒をつくり、真面目な市民を苦しめる悪制度であることがわかりました。

とりあえず、デジタル放送をアナログ化してでもバックアップしておくべきということがわかって大変勉強になる一件でした。

著作権に関しては他にも2,3頭にくることがあったので、また書くかもしれません。

 

今回の四川省大地震の影響もあって、今年のチベット旅行は中止しました。

四川省成都から地震被害のもっとも激しかった都江堰、文川などを通過して青海省へ抜ける川青公路のルートが旅程でした。

 

天地不仁、以万物為芻狗。

   『 老子 』 五章

天地には仁愛の情はなく、天地は万物を藁人形の扱う。

今回の地震の被害をTVで見るにつけ、この言葉が重く圧し掛かります。

老子は儒家の仁は人間社会の狭い規範に基づくもので、もっと広い天地の世界では無情と無関心が万物の関係要素だと説いたようですが、だからこそ、人智が仁愛を以って天地の不仁を補い人を救う必要もあると感じました。

そして、まだ多くの人が瓦礫の下になっている時に不謹慎なことですが、自然の圧倒的な力の造形についても考えさせられます。

というのも、多くの人に感動を与える自然のダイナミックな景色の根底にある力は今回の地震のような人知を超える圧倒的なパワーによって得られているからです。

地震だけではなく火山や洪水などがもたらした結果として、我々が感嘆する雄大な景色の下には、多くの犠牲者がいることも多々あるのです。

四川省の山岳部では山崩れで堰止湖ができているらしいですが、東チベットの然烏という場所も大規模な山崩れで堰止湖が形成された場所です。

暇で興味がある方はグーグルアースでチベットのラサの西にある『 Rawok 』を検索し、そこにある写真を見てみてください。

大変な被害をもたらした山崩れだったようですが、この美しい景色には感嘆してしまいます。

日本にも会津磐梯山の周辺の桧原湖など美しい場所が多くありますが、多くの自然の美しい景色というのは、一方でこういった自然の脅威で犠牲者の上に作られたものも少なくないのです。

 

自然災害の悲劇は絶対に忘れてはならない一方で、復興のためにいつかはイメージの転換が図られなければならない、それでいて犠牲者と教訓のために負の部分も受け継いでいかなければならない。

今回の四川は現在進行系なのでもちろんですが、全ての自然の雄大な景色を見る度に、心の片隅にでも犠牲者のことを考えようと改めて思いました。

 

天地に藁人形のように扱われないために、科学技術の発達が必要なのだと改めて思う大災害です。

一方で人類の科学技術の発展が天地に対して不仁に接し、互いに不仁を貫いた結果として地球温暖化があるのでは?と考えてしまいます。

天地は不仁でも

人智は万物に仁愛をもって接する必要があると考えさせられる昨今です。

四川大地震とミャンマーサイクロン被害の犠牲者の冥福と、早い復興を心から祈ります。

それとできることは少ないですが、募金と、まだ先の話になりますが、復興したら必ずこの地を訪れようと考えてます。 

入其国者、従其俗

 【 淮南子 】 斉俗訓

他国に入るなら、其の国の習俗に従う。

「郷に入らば、郷に従え」が有名ですが、この続きがよいのです。 

是故入其国者从其俗,入其家者避其讳,不犯禁而入,不忤逆而进,虽之夷
狄徒倮之国,结轨乎远方之外,而无所困矣。

「他国に入ったなら其の国の習俗に従い、

其の家に入っては諱を避け、禁を犯さず入り、逆らわないで進めば、

異民族の国へ行って、遠方と輸送路を結んでも、困るようなことはない。」

大体こんな感じの訳でしょうか。

 

チベットに於いても、昔から多くの民族が往来していました。

青海省には有名なシルクロードも通っています。

シルクロードといえばNHKの番組で、青海より北の河西回廊の敦煌を通るルートが有名ですが、同じかそれ以上に青海省を通過するルートも重要だったのです。

有名な文成公主もここを通り、青海湖からチベット高原へ入り吐蕃王国へ嫁ぎました。

文成公主は唐の太宗の時代、皇帝の娘ですが、シルク(蚕)を国外へ持ち出したことで有名です。

唐の皇帝の娘ですが、チベットでは観音菩薩の化身として崇められています。

昔からチベットは重要な交易路が幾つも縦横に走っていました。

最近、話題の茶馬古道もそうです。

大昔から、反発や騒乱、戦争は幾度もあったのでしょうが、それでも、商人や隊商、玄奘三蔵のような僧侶や旅人達は、通過するそれぞれの国や民族の異なる習俗や誇りを大切に、且つ、それも旅の楽しみや勉学の一つとして、少しずつ信頼を得て、道を切り開いていったのです。

 

いま、僅か数年で青海チベット鉄道が開通しました。

多くの人々がチベットの文化や自然に魅せられて、訪れる機会がせっかく得られたのに、チベット人の誇りや文化を虐げるような、中央の資本が一斉に入り込んでしまいました。

それまでの漢民族や清真の商売人たちが長い時間をかけて築いてきたチベット人との信頼や文化の交流も無にしてしまうような、勢いで開発されて定住化や農場化を押し進めています。

 

近代化の名の下に、郷の人々を抜きに開発を押し進める手法は、観光産業のうえからもマイナスでしかありません。

日本も含めて先進国の多くが、観光資源となりえる多くの地域文化を失いました。

せっかく、チベットの自然の中で暮らす人々の文化や習俗に触れることを楽しみにしているのに、大きなホテルやロープーウェイなどまるでテーマパークのような観光施設を作ろうとしています。

旅の楽しみは、リアルにそこで暮らしている人々と触れ合える、そのときに、現地の人が自分たちの暮らしを誇りをもって、旅人を心から歓迎してくれるような、政治、経済環境が整えることが体制に求められることなのです。

しかし、グローバリズムによってその地域や地方の文化、経済は大きな打撃を喰らっています。

そして、その反動でグローバリズム反対、過激な地域主義、民族主義的思想も台頭してきました。

世界中で民族紛争が激化していますが、大半が経済格差(とくに資本力の差)から発生しています。

民族や宗教の違いは、精神的拠り所としての旗印的なものとして使われているにすぎないのです。

グローバル化社会でも、少しでも地域や地方で活動する場合「郷に入っては、郷に従う」姿勢があったなら、その反動も和らげることができるのに・・・。

結局、グローバル企業や中央行政府がその地域ごと民族ごとに、製品や商展開、施政を変えていては無駄が多く、グローバル化とはいえないからなのでしょう。

そう考えると、グローバル化と地域の文化と経済の存続は相容れないものなのでしょう。

だからといって、過激な民族主義や宗教に名を借りた暴力を肯定する気持ちはありません。

世界の政治と経済が権力や資本力ではなく、シルクロードの時代のようにそれぞれの国が地域の社稷を守り、人と人同士の努力と信頼の交易が大によるところになれば良いのにと思うのですが・・・。

 

中国だけでなく、日本も、世界中の政府とグローバル企業には地方に対しては 『 入其国者、従其俗 ・・・ 』の通りの政策を期待したいものです。