
ブラウントラウト
Salmo trutta trutta
大きな黒点と鮮やかな朱点が特徴のヨーロッパ原産のトラウト。
南は北アフリカ(モロッコ)、東はキルギス(アムダリア川)までが天然分布だが、移植によって熱帯を除くほぼ全世界に広まった。
国内でも、幾つかの河川で自然繁殖し、降海型のシートラウトによって周辺河川へも分布を広げているのではと懸念されている。
魚食性が強く、在来種への影響が心配されている。
比較的高水温に強く、病気にも強いとされる。
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水槽飼育には単独飼育が望ましい。
複数飼育の場合には、他魚よりも一回り小さいものを飼育する。
高水温や病気にも強いとされるが、水槽内の環境が悪ければ、体色も著しく悪くなる。
黒目の縁がエメラルドグリーンに輝いている状態が健康的。
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左:健康的なブラウンの目。
右:水槽に入れたばかりのブラウン。
水槽に入れてすぐや、ストレスが多い環境、高水温、病気などになると上の右画像のように土色になり、斑模様になる。体色の輝きも無くなり、目もどんよりと暗くなる。
活き餌は与えないほうがよい。
活き餌は水槽内に病気が入り込む原因となりやすく、ブラウンも凶暴化しやすい。
寿命が長く、大型化しやすいので、餌は控えめに与える。
天然水域への放流は絶対に行わないことが重要。
サケ科の中で最も原始的だともいわれるイトウ。
気軽にイトウ特集月間としたはいいけど、ネットやリアルで掻き集めた論文や画像、釣りサイトの整理と自分の頭の中の整理が追いつきません。
下書きは幾つかしてあって余裕だと思っていたら、色々調べるうちに考えがまとまらなくなってきました。
実は原始的とされるイトウに興味をそそられるのは、サケ科共通の先祖の体の模様にものすごく興味があるからです。
サケ科の中で原始的とされる、イトウ属、イワナ属のレイクトラウト、Brachymystax属などの模様とはそれぞれまったく異なっています。サケ科魚類の前に分岐したとされるカワカマス属のパイクには様々な模様があって、白斑に見えるもの、タイガー模様、黒点模様・・・。おそらく、サケ科魚類の先祖もパイク同様、雑多な模様が出現するような魚だったんじゃないかって思っているのですが・・・。
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【 アムールパイク:Esox reichardi 】
僕がモンゴルで釣ったアムールパイクは黒点タイプだけど、パイクは体の模様がいろいろあるようです。
そんな雑多な模様が出てくる魚が、特定の地域環境や様々な要因で分岐していった時に、体の模様も少しずつ固定化していったような気がするのです。
チョウコウイトウの体に現れる黒点も一見ランダムに見えながら、よく見て想像力を働かせると縦縞の模様となるような気がするのです。
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【 Hucho ishikawai 】:体側頭部に近い部分の黒点は一定の方向を向いて、繋げると縦じま模様に見える。また背部の黒点の中には馬蹄形のものも見える。
おそらく、サケ科共通の先祖には交配種で多く発生する虎縞模様のタイガートラウトのような魚もいたと思います。模様の異なるサケ科の異種同士を交配させると、お互いに共通した眠っていた先祖の体の模様が現れるとは考えられないかな?
ってな感じで考えていても、ふと隣をみると魚をじっと眺めてしまって、まとまりがつかないまま夜が更けていきます。。。
まぁ、学術的なことは専門家に任せるとして、水槽飼育最高傑作のイトウに育てることに専念いたしましょう!!
参考?文献?↓↓↓
・2007年2月3日飼育開始
開始尾数
・養魚場よりイトウ幼魚5尾購入。
大きさ
・5cm~7cm。
原産地
・北海道 阿寒
飼育地
・青森県
状態
・1尾は尾が二つに裂ける奇形。
・1尾は鱗が剥がれているが、
前回別の養魚場から購入したものより格段に良い状態。
特に養殖イトウや養殖イワナに見られるエラ蓋、胸鰭の欠損がない。
各鰭とも欠損や曲がりは見当たらない。
養殖ものとしては最上級の個体。
給餌
・水槽2日後に冷凍アカムシを食べ始める。
・水槽4日後より1日2回、冷凍アカムシを与える。
・同サイズの他のトラウトより食が細い。
水槽環境
・90cm水槽
・水温 8℃±2℃
・水深20センチ
・濾過装置による流水。
・水草クレソン。
・デコレーションは珪化木3個。
・底砂は黒碁石(大)、五色砂、モス付き川石。
先ずは上から→方向にメスが産卵床を掘る様子です。オスが常に傍らで付き添って、時々産卵を促すように体を震わせながら密着させてメスに振動を与えます。
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メスは産卵床が満足のいく深さや大きさになると産卵します。
オスもすかさず放精し卵は受精します。
人工授精と違い受精率は極端に下がります。
さらに、自然の中ではウグイやカジカ、イワナなどに次々食べられてしまいますので、メスはすぐに埋め戻します。このときにも卵が舞い上がって流されてしまうものも沢山あります。もちろん、そうならないために深く産卵床を掘るのですが。。。
また養殖の場合は卵は消毒されますが自然ではそのままなので病気になったり、死んでしまったり。
ですから天然繁殖のヤマメは産み落とされた卵の時から強運でなければ生き残れないのかもしれませんね。
水槽産卵の時も発眼率は50%以下、その後の孵化率も極度に悪かったです。でも、生まれた稚魚は丈夫そのものでした。
Oncorhynchus masou
以前にも紹介しましたが、今回は画像も少し足して紹介します。
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サクラマスのペア。
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オスのサイズは50センチ前後といったところでしょうか。
成熟個体を購入して水槽内産卵に挑戦。
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オスのサクラマス。
サクラマスの名にふさわしい素晴しい婚姻色がでています。
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オスに対してメスは地味ですが、丸みを帯びて顔も優しい感じがします。
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メスは産卵床を掘り、時々尻鰭で産卵床の深さを測ります。そのときにオスは体を震わせて産卵を促すのですが、なかなかメスは産卵床の深さに満足しません。

やがて、メスは産卵しオスが放精するのですが、本当に一瞬の出来事です。しかも、その一瞬の出来事のすぐ後にメスは休む間もなく産卵床を埋め戻します。
QuickTime サクラマス産卵シーン 注意:11MBもあります。
ビデオ中のエンドロールのURLは旧URLです。
サクラマス産卵シーン ビデオ
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散らかる自室の一部が写ってる・・・。このビデオはHDDレコーダに直結して録画していたのですが、やはり実際に目にしてみたかったので、数時間おきに起きて観察していました。
やっぱり、実際目にしてみると感動しますね。
今回はイワナの外見の違いについて画像を交えて紹介します。
前に背鰭の特徴もイワナを見分ける上で重要なポイント【 オショロコマとイワナの違い 】と書きましたが、今回はもう少し詳しくみていきたいと思います。
先ずはおさらい。
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上の5つの背鰭の持ち主はわかるでしょうか?
上の2つがオショロコマ(左:ミヤベイワナ銀毛 右:ミヤベイワナ河川型)
中段の左がエゾイワナとニッコウイワナの中間型
中段の右がブルックトラウト
下の左がヤマトイワナです。
【 オショロコマとイワナの違い 】では「背鰭の虫食い斑がそれぞれの種で微妙に異なっていますよ」って書きました。
今回は非常に難しいオショロコマを除く日本のイワナ同士の違いについて、最初にエゾイワナとヤマトイワナで見ていきましょう。
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この画像には左にヤマトイワナ、右にエゾイワナ(ニッコウイワナ系)がそれぞれ1尾づつ写っています。
遠目にエゾイワナの白斑がはっきりと見えるのが分かると思います。
概ねエゾイワナは白斑の明瞭なものが多く、特に体側は虫食い斑というより、かなり円形に近い白斑が多いのが特徴です。
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左がエゾイワナ(ニッコウイワナ系)と右がヤマトイワナ。
ヤマトイワナのほうをみると、白斑や虫食い斑は不明瞭なのがわかります。
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とくに頭部の模様が不明瞭です。また、パーマークが薄っすら確認できます。
さて比較的はっきりとその差が分かるのは、オショロコマ、エゾイワナ、ヤマトイワナなのですが、一番厄介なのがニッコウイワナの存在です。もともとエゾイワナとの境界線がハッキリしていない上に、放流事業もあり今現在で分布境界線を引くことは困難です。この2つの種は同じものと考える人もいます。
とりあえず、一般的な見分け方(多くの書籍や釣り人のいうところの見分け方)でその違いを見ていきましょう。
先ずは典型的なエゾイワナ(アメマス)です。
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これは、北海道西別川で大きさは20センチ程度です。
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これはエゾイワナとニッコウイワナの中間型(たぶんニッコウイワナに近い)と思われる個体です。
ニッコウイワナはエゾイワナに比べて白斑が小さく、体側中央部の大き目の白斑と背部の虫食い斑とその間くらいにやや小さめの白斑が散在すると言われています。また、エゾイワナ(アメマス)に着色斑が現れることはほとんど無いと云われています。しかし、ニッコウイワナにはもう少しハッキリした着色斑はあってもいいはずです。それに、僕の育て方ならもっと腹部が赤くなるはずですが橙色止まりなのはニッコウイワナではない可能性もあります。
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これも、エゾイワナ(アメマス)とニッコウイワナの特徴を併せ持っています。エゾイワナにはこれほど明瞭な着色斑は現れることはほとんどないためです。しかし、腹部は白いままです。白斑の現れ方もアメマスに近ようです。
上の2つの例のイワナはどちらも標高1000メートル付近で、近年放流のない場所で採種した個体です。
昔の山猟師が背負って源頭放流した末裔のイワナたちなので、最近の下流の放流で混ざってしまったイワナ達とは違い、本来のその川にいたイワナのはずです。ちなみに、直線で20キロ程度しか離れていませんが、分水嶺を越えてそれぞれ太平洋側(上2枚)、日本海側(下2枚)のイワナです。
さて、外見での違いを書いてみましたが、実を言うと僕はあまりエゾイワナ、ニッコウイワナ、ヤマトイワナ・・・というわけ方はこだわっていません。というのも、白斑は【 オショロコマミヤベイワナについて 】で触れたように、生育環境でも大きさや形、個数が変化するので白斑の数や形状で分類するわけにはいないはずですし、着色斑ももちろん同じです。
でも、釣り人としては××川で釣った○○イワナは「大きかった!!」とか「きれいだった!!」って言いたいんですよね。まぁ、ブランドと同じかもしれませんね。「岐阜県まで何釣りに行ったの?」って聞かれて「イワナ」って答えるより「ヤマトイワナ」って言ったほうが聞こえはいいですよね。
アメマスのアルビノです。黄金色で人工的だけど美しいですね。自然界でも発生しますが、これだけ目立つ色だと厳しい自然環境の下では生存率が極端に下がります。その他の機能的なところはまったく変わりありません。ニジマスなどのアルビノは有名ですね。ちなみにアルビノは何のために作出されるかというと、養魚場で魚の成長具合を目視しやすいように入れられています。成長に差がないので魚の仲間内では差別とかはないのかもしれません。まぁ強いものだけが先に大きくなる世界ですから、体の色は関係ないのかもしれません。とはいっても、養魚場でも目立つ色なのでタカやトンビに狙われやすいようです。
撮影場所:
【 札幌豊平川さけ科学館 】
撮影2002年
ところで、水槽の中でいろんな渓流魚を一緒に飼っていると、同種間でしか喧嘩をしない魚や、異種であっても縄張りに入ると喧嘩を仕掛ける魚がいます。渓流魚はお互いの種の違いを認識しているのでしょうか?ちょっと興味深いですね。
僕が研究者だったら真っ先に取り組みたい分野です。
【 オショロコマのスモルト化 】ほどではないが、銀毛化の進行したアマゴ。
完全なスモルト化となると、背鰭の先が黒くなり眼球の黒斑がなくなり通称「シラメ」状態となる。
気が弱く餌を上手く採ることのできないアマゴだった。スモルト化したアマゴやヤマメは画像をみてもわかるとおり鱗がはがれやすく、他魚がつつくだけで鱗がはがれてしまうデリケートな体となってしまう。
そのため、水槽内での長期飼育は難しい。
撮影はおそらく2002年だと思われる。
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河川残留型のアマゴ。
レインボートラウト(ニジマス)の水槽飼育は簡単なように見えて意外に難しい。
ニジマスがトラウトの水槽飼育の入門魚とされる謂われは、単純に高い水温でも飼育可能だということだけ。そのほかは基本的にイワナやヤマメの飼育との大きな差はない。よく、病気への強さや、大量飼育のし易さなどいわれるが、これは養魚場でのことで狭い水槽環境ではどの渓流魚を飼育する場合でも細心の注意が必要なことに変わりはない。
それでも、養魚場育ちが多いので、ヤマメなどと比べると縄張り意識が薄く喧嘩が少ない。
ニジマスを飼う場合、せっかくなので虹(レインボー)色を鮮やかに出現させることをお勧めしたい。
そのためには、過度の給餌を避ける必要がある。ニジマスは食欲が旺盛でついつい餌を多めに与えてしまいがち。給餌量が多いと脂肪分で体色がくすむ傾向にある。エビやオキアミなどが配合された飼料や乾燥オキアミなど脂肪分の少ない餌を中心に与えると効果がある。また、渓流魚全般に色揚をする場合、水温を低く抑え、照明を明るく、環境色を暗くするとより効果が上がる。活餌も多少の効果があるが、水質を悪化させやすいので注意が必要。
飼育には、釣堀や養魚場からできるだけ小型の鰭の欠損のない個体を入手するのがいい。
最初は白点虫などを予防するため、薬浴をすることを勧める。
養魚場や釣堀など広くて流水のある場所では、ほとんどの白点虫は洗い流されて気が付かない場合が多い。水槽に入れたとたんに大量発生することがある。生餌で金魚などを使う場合は更に注意が必要。ショップの魚も感染している場合が多いので、この点からも活餌は使わないほうが良い。
もし、白点虫が発生したら、根気よく薬浴するしか方法はない。イワナなどは水槽環境がよければ白点虫に対して抵抗力を持ってくるようになるが、ヤマメやニジマスなどでは自然治癒は非常に難しい。本来は魚が死ぬような寄生虫病ではないが、強い流水のない狭い水槽環境では白点虫がなかなか減少しない。また、魚の眼球に深く寄生すると失明するので、白点虫を見つけたらとにかく薬浴するべき。
ヤマメ
Oncorhynchus masou masou
アマゴ
Oncorhynchus masou ishikawae
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ヤマメ・アマゴの水槽飼育
ヤマメもアマゴもイワナと比べると水槽飼育の難易度は高い。イワナよりも下流に生息しているので高い水温でも飼育可能だが、イワナ以上に水温や水質の変化に弱い。10℃以下の低水温や20度以上の高水温、一日の水温変化が5度以上になると体調を崩しやすくなる。また、イワナ以上に水カビ病になりやすく、その原因は主に縄張り争いによる傷やストレスによるものが多い。また、警戒心が強く縄張り争いで弱い順位の固体は警戒して餌を十分にとることができないため、餌付けが難しく病気を発症しやすくなる。特に天然個体の餌付けは難しい。イワナのように人の姿を見て寄ってくるようになるまでに飼育するのは期間がかかる。
水槽飼育に向く生体の入手は養魚場や釣堀から購入するか、放流実績のある河川で釣ったものが特によい。天然魚は餌付けが難しく、縄張り意識が強いため単独飼育が望ましい。養魚場の生体でも、スレや奇形などがある場合は避けたほうがよい。放流実績のある川で釣った、生体は姿も天然に近く美しくなり、比較的餌付けも容易で飼育しやすい。
学名:Oncorhynchus keta
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日本人にとってサケといえばこの魚です。北日本特に太平洋側では岩手県沿岸から北海道にかけて、日本海側では新潟県以北の河川に多く遡上します。
魚体には他のOncorhynchus属やsalmo属の多くに見られるような黒点はありません。※1
母川回帰性が強く、ほとんどのサケ(稀に迷い鮭として別の川に上ったり、成熟前に早く川に帰ってしまう個体もいる)は海洋で成熟した後、自分の生まれた川へ遡上し産卵する。そして親魚は産卵後は死んでしまう。海洋で成熟するサケ科魚類の多くは1度の産卵でその一生を終える。(アメマスなどの例外もある)
オスは成熟すると上顎が鉤状に発達し、体側にブナの木の模様に似たブナ斑が現れる。
メスはオスに比べて大きな変化はないが、体側にはオスよりやや薄いブナ斑が現れる。
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78センチメス。
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オスは上顎が鉤状に発達し、下あごの先端にも鋭い歯も発達する。
昨日の夕方から岩手県三陸海岸に出かけました。
サケまつりの会場の山田町は岩手県の三陸海岸の真ん中辺りで宮古市の南側にあります。
会場はその山田町の中心市街地から少し南側の織笠川という小さな川です。ネットで仕切った川には沢山のサケが泳いでいて、それを制限時間内一人1尾まで捕獲できる『サケのつかみ取り』がメインイベントです。
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サケつかみ取りの会場
川幅は20メートル前後かな?一見平瀬のように見えますが、奥のほうは少し深くなっています。
小さな子供だと股の辺りまで水が来てしまいますし、サケを掴むのに夢中で全身ずぶ濡れになってしまいます。
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つかみ取りは今回は7回行われました。1回あたり60名ということですが、その中の子供達に先にサケを獲らせます。そのあと、大人が一斉に川に入るのですが、ほとんどの人の狙いはイクラの入ったメスです。子供にも親達から『それじゃなく!メスにしなさい!!』と容赦なく叫ばれるのですが、大物の潜む深い場所ではなかなか捕まえることができません。3、4人ぐらいの子供は時間までにサケを捕まえることができないのですが、制限時間1分前には親に手伝ってもらって獲ることもできますし、それでも取れなかった人には係りから1尾サケをもらうことができます。
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真ん中あたりに沢山いるように見えますが、真ん中のサケを捕まえるのは大変です。すぐに逃げられてしまいます。それと、一斉に人が川に入ると真ん中のサケは下流と上流に分かれて逃げるので、お勧めは上流側のネットそばが確実に狙えます。
今回、僕は2回目でしたが、子供達が先にやっているときから目で追っていた大型のメスをめがけて走っていって、捕らえることに成功しました。
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僕が捕まえたサケです。大きさは帰ってから測ってみたら78センチありました。
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まな板からはみ出します。
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ボール1杯分のイクラが採れました。
これで大人1回\1,000ですから、安いですし、メスを血眼になって探すのも当然です。
さて、会場の下流では次々サケが遡上してきて、何箇所かでは産卵床も掘り始めていました。
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川に遡上したサケに直接触れることができる、そして、人間の原始の狩猟本能も呼び覚ますような貴重な体験ができる『サケのつかみ取り』ぜひ、皆さんも参加してみてはいかがですか?
また来週の12月3日にも開催されます。始まるまでは寒いかもしれないけど、いざサケを目の前にすると熱くなりますよ!!
イワナ
エゾイワナ(アメマス)
Salvelinus leucomaenis
ニッコウイワナ
Salvelinus leucomaenis f. pluvinus
ヤマトイワナ
Salvelinus leucomaenis f. japonicus
イワナの水槽飼育について解説します。
今回解説するのイワナ属は日本に生息する、オショロコマと外来種のブルックなどを除く、エゾイワナ、ニッコウイワナ、ヤマトイワナについてです。
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種について・・・
今回解説するこの3種は極めてよく似た形質を持っているので、水槽飼育についても大きな違いはありません。これらの3種は外見の違いは大きいですが(※1)極めて似た外見のイワナが飛地のように生息していたり、河川毎に外見の特徴が異なっていたりしていますが、分類上は一括りのイワナとしても差し支えない範囲と考えられます。特に体の色や模様については、河川環境や主食としている餌の種類によって変化がありますので、水槽飼育でもこの変化を楽しむことが出来ます。
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飼育の最適個体について・・・
養殖岩魚は胸鰭の欠損が多く、完全に欠損してしまっていては回復はまずないと考えられます。欠損の形にもよりますが、部分的な欠損は時間がかかっても回復可能。またエラ蓋などの欠損している個体が多く白点虫などの病気も多い。欠損部分が大きいと、水槽に入れてから水カビ病などが発生しやすい。養殖魚は安定した水質で飼育している場合が多く、水質変化や水温変化に弱い傾向がある。
養殖岩魚を飼育する利点は、餌付けが容易であり、はじめから配合飼料など安価な餌を食べてくれることや、簡単に入手可能、魚体への負担が少なく購入、輸送が可能な点など。また、個体群にもよるが、養殖は集団で飼育しているので、水槽飼育でも縄張り意識が低く複数飼育にも慣れ易い点もあげられる。
天然魚は下流域のイワナは寄生虫の感染が多く注意が必要。ただし、クーラーの性能が不十分な場合などは下流域のイワナのほうが水温変化や水質変化に強い分向いている。上流域のイワナは丈夫なものが多いが、水温変化に弱く、高水温にも弱い傾向がある。
天然イワナの飼育の利点は、容姿が美しいこと、水質や水温変化に強いことなど。ただし、天然イワナには縄張り意識の強い固体が多く複数飼育や大きさの異なる個体の飼育は危険。
水槽飼育をする場合の個体選びで、養殖魚、天然魚共に一長一短があるのですが、もし近くに岩魚の養殖場があって、状態のよいイワナが飼育されているようならば最初は養殖魚から飼育するのがお勧め。天然河川や湖沼の管理釣り場で放流から時間の経過した個体を飼育するもの一つの方法です。
また、天然魚の小型個体は都道府県によって大きさの制限があります。水槽飼育をする場合は10センチから20センチ以下が最も餌付けがしやすく飼育が簡単なのですが、このサイズでは規制対象になっている場合もあり捕獲できない場合があります。
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水槽のセッティング・・・
イワナは水槽飼育下でも40センチ以上に成長させることが可能な種類なので、90センチ水槽以上がお勧め。60センチ水槽や75センチ水槽でも可能ですが、大きな個体を美しく育てることはできません。
飼育密度は飼育するイワナの性格にもよりますが、出来るだけ同じ大きさでそろえて、90センチ水槽で魚体が20センチなら5尾以下、できれば3尾以下。水槽内の岩や流木など隠れ家になるデコレーションが多ければ5尾でも可能。何のデコレーションもない状態では、弱いものいじめが起きる可能性があります。場合によって養魚場のように過密飼育(20尾以上)で縄張りの解消が見られることもありますが、水質の悪化など様々な問題が起きるので勧められません。
底砂は大型個体の単独飼育なら必要ありませんが、複数飼育の場合、水槽内のデコレーションの転倒を防いだり、水質浄化を助けるために敷き詰めたほうがよい結果をだします。また、夏場の急な水温上昇を防ぐ効果もあります。
つづく?
餌について・・・・・>餌について
底砂について・・・・・>底砂について
水槽のクーラーについて・・・・・>オショロコマの水槽飼育
オショロコマの水槽飼育について・・・・・>オショロコマの水槽飼育 オショロコマの水槽飼育Ⅱ
オショロコマ
Salvelinus malma
渓流魚の水槽飼育の入門に最適な魚種。
もちろん、冷水での飼育が前提だが、病気にも強く、餌付け、複数飼育など他の渓流魚と比べて水槽飼育に適している。
天然魚でも数日で餌付けが可能で、水槽の照明や人影にも慣れてくれるので、給仕の際には物音で水面に寄ってくるようになる。成熟したオスは多少気が荒いが、よほどの大物成長しない限り共食いなどの心配は少ない。
病気でもっとも多いのは白点虫だが、ヤマメなどに比べて治りがよい。
最適水温は10~15℃で水槽飼育なら15度で±1℃の範囲で飼育するとよい。18℃くらいでも飼育可能だが体色が悪くなり、病気や餌の食いが悪くなるので注意が必要。冬場10℃以下でも飼育可能だが、体色が黒っぽくなり成熟する個体もあらわれるため、お勧めできない。成熟個体は産卵のため底砂を掘り返したり、縄張り争いで気が荒くなったり、ホルモンバランスが崩れて病気の発生率が高くなるので、成熟させないことが長期飼育のコツ。照明時間を長めに年中一定時間にするなども長期飼育に効果的。
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小型(17センチ)のオショロコマ。
水槽飼育では15センチから30センチぐらいまで成長させることが可能。
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餌はクリル(乾燥オキアミ)を中心に、マス用の配合飼料やブドウムシなど釣りで余った餌を与えるとよい。特に餌付けの際はブドウムシやクリルがお勧め。クリルは塩分、ヒゲなどが除去された熱帯魚用のものが多少高いが栄養バランスもよくお勧め。安いクリルはヒゲが残っていて手を怪我したり、魚が吐き出すなどするのでよくない。イクラ、ミミズなどは水質の悪化が早いので注意が必要。
詳細画像は明日以降にアップしますが、伊豆産アマゴをもらってから、以前飼育していた岐阜産と微妙な違和感が感じられて、今日画像を比較してようやく解決!!
朱点の位置に違いが見られました。今回もらった伊豆産アマゴは朱点のほとんどが側線より上に分布していて、側線より下に朱点はほとんど見られません。一方、以前飼育していた岐阜産アマゴの多くは側線下にも朱点が見られ、全体的に魚体の中央に朱点が分布します。伊豆産アマゴの朱点は側線と背部の中間部分に最も多く分布しています。
とりあえず、明日の深夜までには手持ち分の比較画像をアップしたいと思います。
天然魚でこのような地域差が見られるとしたら、とても面白いと思いますので、もう少しネットでも画像を集めて検証してみたいと思います。
もしかしたら、今回もらったアマゴ5尾全てが偶然、朱点が側線より上にしかない個体なのかも・・・?
いずれ、明日以降の楽しみが増えた!!
先ずは、寝る前の水槽観察で気になって調べたことを書いておこう。
これでぐっすり眠れる・・・。

外来魚だけどとても美しい魚。
朱点の周りが瑠璃色に縁取られています。
スプリングクリークの宝石です。
でも、ブラウンのようにあちこちで増えて欲しくないですね。
トラウトマニアとしては、宝石も至る所に転がっているならただの石ころだし、なにより在来種に悪影響を及ぼす可能性が高いので、今まで通りひっそりと在来種と共存していてほしい魚の一つです。
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十和田湖名産といえばヒメマスですが、もともと十和田湖には魚はいませんでした。古くから付近に鉱山があったので山師やマタギの出入りがあったようですが、祟りを恐れて魚を放流するものはいなかったといわれています。十和田湖に魚がいなかった理由は、火山活動によるカルデラ湖で比較的新しい湖で、湖の出口は奥入瀬川となって海に通じるのですが、途中に銚子大滝という滝があり魚の遡上を拒んでいたためです。また、透明度が高いことからもわかるように貧栄養湖で魚の生息には適していませんでした。
1903年に和井内貞行が支笏湖産のヒメマスを放流しこれが定着しました。和井内貞行が放流したのはヒメマスだけではなく岩魚や鯉も十和田湖に放流し、当初は鯉も順調に育っていたようです。
現在では、サクラマス、ヒメマス、コイ、ギンブナの4種が放流され。このほか、ワカサギ、イワナ、ドジョウ、イトヨ、イバラトミヨ、ヌマチチブ、ウキゴリ、ジュズカケハゼが捕獲されています。
その他、過去に様々な種類の魚が放流されてきましたが、定着することができなかったようです。
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左:アマゴ 右:ヤマメ
アマゴとヤマメの違いは体側の朱点の有無。朱点があるのがアマゴ、無いのがヤマメ。
黒点の数やパーマークなどの朱点以外の体の特徴は双方ともほとんど同じだが、圧倒的に生息範囲の広い分ヤマメのほうが河川ごとの多様性が多くみられる。アマゴにも多様な姿形がみられるが生息範囲が同じような気象条件の地域が多いため、ヤマメほどではない。アマゴ、ヤマメとも降海型もあり、アマゴ=サツキマス、ヤマメ=サクラマスとして海洋で成長する。ただし、ヤマメは北方ほど降海型のサクラマスが多く、とくにメスの降海率が高い。そのため、河川が小規模なダムなどで寸断されると上流部の個体数が激減あるいは完全にいなくなることもある。一方のアマゴは降海型は分布域でも一部の個体群に限られており、ほとんどが陸封型である。ヤマメに比べてアマゴのほうが急峻な渓谷の上流部に生息できるのも陸封の性格が強いためである。ヤマメの雌雄とも陸封型の個体群は青森県下北半島など、東北地方の一部に「スギノコ」等と称されて、細々と生息しているのみである。
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最近、外来魚でお騒がせなのがこのブラウンといわれるヨーロッパ原産のトラウト。ヨーロッパではトラウト、鱒というとこのブラウントラウトの事を指す。シューベルトの『鱒』も、もちろんブラウンのこと。このブラウンは魚食性が強いことでも知られているが、意外にも原産のヨーロッパでは外来魚のニジマスやブルックに分布域を侵食されて数を減らしている。通常、フランス料理やドイツ料理で鱒を使う場合は、このブランを使うか、降海型のシートラウトを使うのだが、最近は日本でもおなじみのトラウトサーモン(ニジマス)が使われている。旅行ガイドのドイツ料理の写真にニジマスが写っていたのはビックリ。
また、原産のヨーロッパでもブラウンは河川ごとに特徴が異なり、多くの亜種や特徴的な個体群が生息していたが、放流事業によりその個性が早くから失われてしまった。
ブラウンはヨーロッパでは数を減らしているが、植民地時代から主にイギリスが植民地の各地に放流し定着している場所もある。アフガニスタンやヒマラヤ山中(中国領)などにイギリスの放流によるブラウンが生息してる。
天然の生息分布は東はアラル海に注ぐ河川、南はアフリカ大陸モロッコとされている。モロッコについても、天然魚の発見されたとされる年代と、放流された年代が同じで発見されたブラウンは放流物とする考えもあったが、現在では天然ものであるとされている。しかし、ヨーロッパからのブラウンも放流もされておりブラウン南限、サケ科唯一のアフリカ大陸生息のブラウン種は危機的状況と考えられる。
同様に放流によって危機的状況のブラウンに、地中海のサルディーニャ島のSalmo trutta macrostigma があげらる。この島のブラウンは30度近い水温に耐えられる個体群だが絶滅が危惧されている。
とはいっても、ヨーロッパを追い出されそうだからといって、日本を含めて他国でこれ以上は増えてもらいたくない魚ですね。なかなかきれいな魚なんだけどね・・・。
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産卵直前。メスは尻鰭をピンと張って産卵床に押し付けるように弓形になり、オスがすかさずメスの脇に寄り添って体を小刻みに震わせてメスを刺激する。そうすることでメスが産卵し、これにあわせてオスが放精する。その間は一瞬で、メスはすぐさま産卵床を埋め戻す。
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卵は水温にもよるが10度程度で発眼まで3週間、孵化までに1ヶ月から1ヵ月半砂利の下で過ごす。
人工孵化と違い、天然の産卵では最初の受精の確率も低く、さらにメスが産卵床を埋め戻す際にカジカやイワナなどなどが卵を捕食し大半が死んでしまう。無事発眼した卵は、孵化までは砂利の下で安全に過ごし、他の魚種の精子による受精でない限りほとんどが孵化することができる。
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孵化後はお腹にある卵黄が吸収されるまでの間は砂利の隙間でおとなしくしている。
卵黄が吸収されるまでの稚魚は光を嫌う。
卵黄の吸収が終わると、浮上を開始する。
右が岩手県側高所で多く見られるタイプ。
左が秋田県側高所で多く見られるタイプ。
採取標高はどちらも970メートル付近。
岩手県、秋田県とも低い標高の河川では放流事業が盛んで、河川ごとの岩魚の個性は失われつつある。
高所でも放流されているが、多くは山猟師や釣り人が昔から繰り返してきた源頭放流(釣りながら下で釣った魚を少しずつ滝の上に放流していく)であり、同一河川の個体群の放流。そのため、比較的イワナの河川ごとの個性がみられ面白い。
この岩魚の河川ごとの個性は、単に遺伝的なものだけでなく、河川の環境の違いや、餌の違い、滝などで他の個体群との交流がない中で、系統群としてイワナの外見を大きく変えていく。
これが、地域全体の広がりとなることで、最近よく言われる河川の名を冠した×××イワナや○○○イワナなどと云われ、さらに大きな地方や分水嶺などの区分による、ニッコウイワナ、エゾイワナ、ヤマトイワナ、ゴギ、キリクチなどといったグループに分けることがある。
モンゴルのオノン川ではタイメンを撮影するために、わざわざ水槽を作って持って行きました。
結局、水槽に入るサイズは1尾だけしか釣れずに、それ以上の大きさばかりが釣れました。
それで、デジカメのマリンパックを使って水中撮影をしたわけですが、潜ったわけではなくて、水中にカメラだけを突っ込んで適当にシャッターを押し続けるという無謀な撮影を試みたわけです。
こんな撮影方法ができるのもデジカメの良いところで、水中から上げてすぐに撮れ具合をチェックしてダメなのは破棄、それを何度も繰り返しできますし。
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撮影中は、タイメンは紐で繋いでいましたが全く暴れる様子もなくおとなしい状態でした。その後リリースしても、急には動かずしばらく同じ場所を泳いでいて、ゆっくりと深い淵へと戻っていきました。
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モンゴルの川は北海道の湿原の川のように植物のタンニンの影響で黒く色がついており、さらに重い流れのため細かい砂が常に舞っています。そのため大きなタイメンの全景は撮ることができませんでした。タイメンをゆうゆう撮影するためには最低90センチ強の水槽を持っていくしかありません。
方法としてはスーツケースまたはリュックサックの内寸と同じに作って、持って行く時は中に旅行用品を詰めていく。または現地組み立てで終わったら解体して持って帰る。
いずれにしても、再び大物が狙える海外釣行には、今度は大きな水槽を持って行きます!!
オノン川のトラウト3種(タイメン、レノック、アムールトラウト)の中で一番綺麗な体のアムールトラウト。
黄金色の背の高く丸みを帯びた体つきで、大きなはっきりした黒点。
ブラウンにも似ているが、ブラウンのような凶暴な顔つきではなくて、体の割りに小さな口が特徴。
それでいて、ルアーに対してタイメン以上の興味を持って追ってくる。
そして、ファイトも同型のタイメンと比べると力強い。
口が黒ずんでいるが、これはルアーの傷により充血したため。レノック、アムールトラウト、グレイリング、ゴレゴヌスなどの仲間はちょっとしたショックで体の表面に血がにじんでくる。
リリースには通常のトラウト以上(銀毛したトラウトはそれ以上にデリケート)に気を使う。

ヤマメが餌を食べる瞬間です。
GIFでループしてます。クルクル回っているようです。
躊躇無く口に入れますが、実は渓流魚の本当の姿はこのように、あまり考えずに餌を口にします。
そして、口にした後ほんの少しでも違和感があると吐き出してしまいます。
これは、渓流では餌が流れ去ってしまうのでとりあえず口に入れないと、臆病に考えすぎていたらいつまでたっても餌にありつけなくなるからです。
これが本来の姿なのですが、実際には釣り人の流す餌や疑似餌を疑わないと大変なことになってしまうので、躊躇することが多くなります。
水槽に入れた直後も、何度も餌のそばまで寄っては戻るを繰り返して、やがて食べるようになります。
また、重いファイルをアップしてしまった・・・。
しかも、ちょっと五月蠅い画像だし・・・。
ごめんなさい。m( __ __ )m
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上2枚と下左が今現在も飼育が続いているヤマメ。
下右のヤマメは水槽飼育をはじめた頃から飼っていて3年半水槽で飼育しました。
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この画像が、その飼い始めた時のヤマメ。
一番人に懐いて、一番長く大きく育ったヤマメでした。
水槽用クーラーを使っていたときからのヤマメで、クーラーの故障による高水温も耐えてくれたのを、この画像を見つけて思い出しました。懐かしい画像です。
まだ旧ページのヤマメの項に画像があります。
【 泉の中の魚たち 】
これらのヤマメは全て同じ川から捕獲したものですが、ヤマメの個性でこのように体色やパーマークの出かたが千差万別です。
みなさんは、どんなヤマメが好きですか?
個人的にもっとも好きなオショロコマがいるのは道南の鳥崎川。もちろん、ここのオショロコマは移入種で天然分布の南限はもう少し北の狩場山(千走川・・・ただし保護水面で禁漁)、釣りができるのは羊蹄山麓の真狩。
鳥崎のオショロコマは出自は特殊で、天然記念物で知られる道内然別湖のミヤベイワナが放流されたもの。
然別の最近では期間を決めてライセンス制の釣りが解禁になることもありますが、天然記念物ということで原則禁漁。
考えようによっては、唯一ミヤベイワナが釣ることができる川なのです。
現在水槽に入っているオショロコマにもこの鳥崎産ミヤベイワナがいます。
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典型的なミヤベイワナタイプですが、長く水槽で飼育してわかったことは、オショロコマのパーマークや虫食い斑、朱点の表れ方は成長によって変化するということです。
ミヤベイワナの外見上の特徴としては、白斑が大きめ、朱点も大きめ、パーマークが細く縦長でブナ斑に似ているなどですが・・・
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これもミヤベイワナのはずですが、普通のオショロコマの外見です。ミヤベイワナのいる北海道然別湖の流入河川にもミヤベイワナの河川残留型としてオショロコマが生息していますが、ここのオショロコマも外見上他の知床や日高に生息しているオショロコマと大きな差がありません。
実は同じ傾向がオショロコマの降海型にも見られます。
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左が降海型のオショロコマで右が河川残留型。
河川は知床半島。
右のオショロコマは典型的な河川残留型で、写真の撮り方のせいで薄く写ってしまっていますが、もう少し濃い目の色です。
降海型オショロコマは白銀色のため画像ではわかりづらいと思いますが、ちゃんと綺麗なピンクの朱点がちりばめられているのでアメマスではなくてオショロコマです。白斑も解りづらいですがシッポのほうにアメマスのような丸い大きな白斑が見られます。これを狭い生簀で飼育すると・・・
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白斑は大きめですが、色はオショロコマと同じです。着色斑もピンクから朱に、パーマークも水中では見られます。
この川のオショロコマは海から200メートルくらいで大きな砂防ダムで断絶されてしまっています。
つまり、同じ遺伝情報を持つオショロコマでも海や湖、異なった河川で生息していると外見も大きく変化していってしまうということです。
まとめ・・・↓↓↓追記へどうぞ!!
学名:Oncorhynchus gorbuscha
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生態:
河川に遡上を開始する成熟したカラフトマスは、オスは画像中央のように背中が盛り上がり、全体に緑褐色となって体側にはピンク色の模様が現れる。そのため英名はピンクサーモンともいう。メスも同様の体色に変化するが、オスほど背中は盛り上がらない。画像の一番上がメス。
サケのように稚魚は海に降るが、カラフトマスの場合卵から生まれて卵黄の吸収が終わって浮上するのと同時にほとんど餌を食べないで海に降る。これは、サケの遡上する河川が比較的流程が長いのに比べて、カラフトマスが遡上する河川は比較的小河川が多く、知床などでは海が見える範囲で産卵を行っている場所もある。
カラフトマスは全て2年で成熟するため、遇数年、奇数年で遺伝的な繋がりがない。しかし、サケほどの母川回帰性が無いので、これを絶対とすることに疑問を感じる。(帰る場所を間違えるくらいなら、帰る時期を間違えるのもいそう?)
実際、北海道では1992年に遇数年と奇数年の漁獲量の逆転現象が起きた。
人工孵化の影響もあるのかもしれない。
利用:
名前はポピュラーではないが、以前の鮭缶といえば中身はカラフトマスだった。
現在では、きちんと種名を表記しなくてはならなくなったため、カラフトマス鮭缶と表記されています。
しかし、サケとマスでは受けるイメージが違うので、最近の鮭缶はカラフトマスではなくてサーモントラウト(ニジマス類)類を使用したものが多くなってきている。
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イトウの養殖場で見せてもらった養魚池にはイトウのアルビノも泳いでいた。
自然界でもアルビノは発生するが目立つ色のため、天敵に狙われやすく容易く捕まってしまう。
ニジマスが最もよく知られているが、イワナにもヤマメにも発生する。
アルビノのサケ科魚類は優性なので人工的に増やすのは簡単だが、自然界では滅多にお目にかかれないのは、それだけ体の色で生存率が下がるためで、自然界では淘汰される存在。
体色が黄金色だと天敵に狙われやすいだけでなく、自分の食べたい餌にも逃げられてしまうからかもしれない。
うちの沼にアルビノのニジマスを放したときは、数日で鳶に食べられてしまった。
自然界で生き残れるアルビノはよほど強運の持ち主かもしれない。
【 長江イトウについて 】
今回の旅の目的の1つに長江イトウについて生息地の確認をすることであったが、残念ながらその姿を見ることはできなかった。
現地では次のような目撃談を聞くことはできた。
・下流で大型の魚が網に掛かった。(50センチぐらい)
・昔は1メートルを越すような魚が沢山捕れた。
・漁法は淵にダイナマイトを仕掛けて爆発させて捕っていた。
・四川省の水産会社が3年間魚を探していたが見つけれなかった。
最終的に現地のイトウの姿を見ることはあきらめ、中国科学院の生物標本館に行きイトウの標本と研究者から話を聞くことに。
イトウの標本は50センチぐらいで、捕獲地は今回釣行した班馬の標高2800メートル地点。つまり、もっと下流の方だが今回の釣行地点は十分生息域の範囲であったと思う。
しかし、最後に捕獲されたのは1980年とのことでかなりの開きがあり、その後の水力発電所の建設や道路建設による影響を考えると個体数は激減か絶滅に近い状態であると予想される。
以下は案内してくれた陳研究員から聞くことができたのは下記のとおり。
・胃の内容物として極めて小さな小魚。
・胃の内容物に水草?藻?が含まれていた。
・最後の捕獲は1980年。
【 標本の特徴 】
・大きさは50センチぐらい。
・脂鰭が大きい。
・口が小さい。
・口が比較的下向きについている。
・日本のイトウに比べて丸みのある体型。
・脂鰭、尻鰭から尾鰭の付けのまでの距離が短い。
・日本のイトウに比べて黒点が大きく明瞭。
レインボートラウトの孵化の様子と元気に泳ぎ回る稚魚の姿。
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≫数時間後≫
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2001年5月19日
目玉の親爺のような発眼卵から生まれ出る瞬間というのは見ていて飽きない。
卵の中では仔魚が一定時間で動き回るようになって、やがてその間隔が徐々に短くなってきます。そうすると、卵の膜は内側から酵素で溶かされて、非常に薄い膜となって仔魚の動きで形が変わるほど、そしてついに膜が破けて外の世界で飛び出してきます。
外に出た後も、一定間隔で活発に動いたり、動かなくなったりを繰り返し、光を嫌って石の隙間などに入り込もうとします。
天然の河川ではこの間、親魚にかけられた厚さ数センチの小石の布団に守られています。
人工孵化では、真っ暗な孵化水槽で兄弟達とひしめきながら育って行きます。
2003年秋に撮影成功したサクラマスの産卵シーン。

ビデオ
QuickTime サクラマス産卵シーン 注意:11MBもあります。
ビデオ中のエンドロールのURLは旧URLです。
サクラマス産卵シーン ビデオ
ニジマス レインボートラウト
学名:Oncorhynchus mykiss mykiss
北米から移入された外来魚。管理釣場から回転寿司の寿司ネタまで最もポピュラーなトラウト。
特徴
背部にやや細かな黒色斑点が多数散在し、体側部に名前の通りの虹色を帯びる。
眼球の黒目を囲うように黒色の着色班が見られるが、ヤマメに比べて形、数量ともに不定。
分布
日本のいたるところに生息しているが放流によるもので天然繁殖固体は少ない。
原産は北米の太平洋岸からカムチャツカ半島。
水産資源として世界各地で養殖されており、現在の生息はブラウントラウト同様拡大している。
生態
成魚は病気に強く成長もよいため養殖魚として世界中に分布を広げているが、天然繁殖となるとブラウンなどに比べシビアな条件となり、天然繁殖できる河川は少ない。
本種はブラウンやイワナの仲間と異なり雪解けの春に産卵し、発眼から孵化まで雪解けの冷水で過ごさなければならない。
雪解けが濁流となる河川や雪解け期間が短い河川では卵に泥が被ったり産卵床が干上がったりで繁殖することができない。
我が家の沼でも毎年春に産卵するが、雪解けの状況によって卵が死ぬことも多い。
研究・利用
水産資源として世界中で養殖研究されており、日本でも各地で養殖、各自治体でも研究、利用の促進と振興策を展開している。
国内の河川に遡上するサケマスの多くは寄生虫の心配があり酢〆やルイベで食されるが、淡水で大型で脂の乗った虹鱒は刺身で食すことができ、回転寿司の寿司ネタとしてサーモントラウトの名で流通している。生産地は南米チリが多いがこの地域には元々トラウトは生息せず移入によるもの。空港近くにトラウト加工場が工業団地のようにある。
国産虹鱒は当初の養殖技術の未熟さからイメージが悪く消費振興で悪戦苦闘。状況を変える方法として、バイオテクノロジーを利用した改良型のニジマスに新しい名称をつけて流通させるのが主流になりつつある。優勢選抜のドナルドソントラウトから3倍体全雌化まで様々な方法で作り出された虹鱒が名前を変えて流通している。
コバルトマスなどの突然変異やアルビノなども怪しげな美しさがある。
ブラウントラウト
学名:Salmo trutta trutta
元々はヨーロッパ原産だったがイギリス植民地時代から世界各地に放流され、つい最近まで移入が続いていた。
各地で食害による在来種への影響が出ているが、ヨーロッパでは逆に河川の開発やニジマス、ブルックの移入で減少している。
特徴
背部に大きな黒点が散在する。
黒点の数は固体によって異なる。
シートラウトと呼ばれる降海型のブラウンもいる。
体側にはアマゴやオショロコマに比べてやや大きな朱点が散在するが、これも固体によって多いものからほとんど無いものまでいる。
分布
原産地はヨーロッパだが、旧イギリス植民地の多くに放流され、最近まで続けられていた。
現在、北米大陸、南米大陸、タスマニア、ニュージーランド、オーストリア、チベット、日本など世界各地に分布する。
日本では管理釣り場などで放流されていたものや養魚場から逃げ出した個体が繁殖を続け分布を広げた。
極めて魚食性が強く在来魚種への影響がある。
イトウ
学名:Hucho perryi
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※画像は養殖物でまだ幼魚です。
※状態がよくありませんが、コンテンツにタイメンがあってイトウがないのは納得できないのでアップしました。
特徴
背部にやや細かな黒色斑点が多数散在する。
頭部はやや扁平で、体色は緑褐色から鼠色だが婚姻色は体側とくに尾部にかけて朱色に染まり美しい。
ニジマスと同じ春の産卵で、雪解けの低い水温で受精、発眼まで至らないと正常に孵化し育つことができない。
成魚も低い水温で飼育すると美形に育つが、狭い施設、過密で高水温で飼育すると頭部が丸くなる傾向がある。
画像の通り、20センチぐらいまでの幼魚にはパーマークが薄っすら有る。
画像の養殖ものの幼魚たちは、かわいそうにあっさりと水カビ病で死んでしまいました。
なぜか、養殖魚を水槽で飼育してうまくいったためしがない・・・。
養殖魚は病気に弱すぎる!!
天然魚が欲しいというのが本音だが、現地の北海道では産卵床の激減が報告されており、産卵、孵化、稚魚が正常に育つ環境がなくなっている事を考えると、モンゴルで使った現場水槽で成魚の撮影を試みようと思う。
イワナとオショロコマを水槽飼育の上で比較すると、オショロコマのほうが飼育しやすい。
これは、イワナは縄張り意識が非常に強く、また、魚食性が強いことが原因で、複数匹飼育をすると体に傷がついて病気しやすくなったり、稀に小さな個体が食べられてしまうことも。
オショロコマも縄張り意識はあるが、縄張りの範囲を守る意識よりは、餌をとる優先順位的な意識が強い。つまり、イワナは自分の縄張りに別の個体が入ると追い掛け回すが、オショロコマは流れに対して前後、または深度の順位を重視する傾向があるので小さな小競り合いはあるが複数飼育が可能。ただし、成熟したオスのオショロコマはイワナ同様、縄張りを主張し他魚を追い払う。
成熟したオスのオショロコマ。他魚を追い払うわりに神経質で物音に敏感。
渓流魚の水槽飼育、とりわけイワナ、オショロコマの水槽飼育は難しいように思えるが、実際はヤマメやアマゴの方がずっと難しい。イワナとオショロコマを比較しても、北海道の日高や知床に生息するオショロコマのほうが、難しいように思えるが、オショロコマのほうが簡単である。
簡単といっても、渓流魚を飼育する上で基本となるのが、冷水の維持である。
冷水さえ維持できれば、後の飼育方法は熱帯魚よりも楽である。
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近くに引水可能な冷たく清冽な水があれば一番簡単だが、水槽用クーラーでも出力が大きいものであれば十分足りる。クーラーは地方ではペットショップや熱帯魚屋で取り寄せになるが、10万円から18万円ぐらいのもので、最低でも17度以下を維持できるものを選ぶとよい。安い熱帯魚用のクーラー(20度前後を維持)もあるが、これは不適。できれば13~15度で飼育するのが長期飼育が可能な水温。更に低い温度でも飼育できるが、無理をして低水温を作っても、夏場や冬の暖房時間で急激に水温が変化する様なことがあると、魚の体調が悪くなる。
学名:Brachymystax lenok
サケ科魚類に似つかわしくない口はウグイのよう。
愛嬌のある顔で日本の渓流魚のイメージとはちがい、かといって大陸のイメージとも結びつかない。
同じ仲間のアムールトラウトのほうが大陸的イメージとりわけ、その名の示すとおり大河アムール川のイメージにぴったりと合う。とはいっても、この大河には我々釣り人の憧れのタイメンを筆頭にパイクやチョウザメといった巨大魚がその首座を占めている。
学名:Salvelinus malma malma
他のイワナ同様背部に虫食い斑が見られるが、国内の他のイワナとの違いは背びれにも背部と同じ虫食い斑が見られること。
体側部に明瞭な朱色の着色斑点が見られること。
他のイワナに比べ口が小さく下向きであること。
体側部にやや不明瞭なパーマークが見られる場合があること。